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Gateway、約1.4kgの12.1型ワイド液晶1スピンドルノート
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「MX1020j」 |
5月25日 発売
価格:オープンプライス
米Gatewayは、重量が約1.4kgの12.1型ワイド液晶搭載1スピンドルモバイルノートPC「MX1020j」を日本市場向けに25日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15万円前後の見込み。
本体正面 |
日本市場の声を取り入れて開発されたというモバイルノート。本体サイズは288×223×25mm(幅×奥行き×高さ)で、モバイル機としての薄さを重視しつつも、マグネシウム製の筐体を採用し、剛性の強化を図った。
また、キーボード周辺はアルミニウムブラッシュ仕上げとし、液晶にラッチレス構造を採用するなど、デザインと利便性にもこだわった。モバイルを中心とし、オフィスとホーム両方で使用するユーザー向けの製品としている。
主な仕様は、CPUにCore Solo U1300(1.06GHz)、メモリ512MB(最大2GB)、Intel 945GM Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、40GBシリアルATA HDD、1,280×800ドット表示対応12.1型ワイドUltrabright TFT液晶、OSにWindows XP Home Edition(SP2)などを搭載する。
インターフェイスはType2 PCカードスロット×1、SDカード/メモリースティック(PRO)/MMC対応スロット×1、USB 2.0×2、IEEE 1394×1、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g対応無線LAN、Bluetooth 1.2、56Kモデム、音声入出力などを備える。
バッテリは3セルリチウムイオンで、駆動時間は約2時間40分。
会場に展示されたMX1202j | 本体を斜めから見たところ。薄さがよくわかる | キーボード周辺はヘアライン加工されたようなアルミを採用し、高級感がある |
キーピッチは19mmでストロークは2.5mmとゆとりがある。アルファベットがキートップ中央に印字されているのも特徴 | 天板にはロゴが印字される | 本体を閉じたところ |
本体底面。通気口が多数設けられている | バッテリは本体のみで残量を確認できるインジゲータ付き |
●新しい展開の第一歩
18日に行なわれた発表会では、Gateway株式会社 ディレクター ジャパンカントリーマネージャー 山本浩道氏が製品投入の動機について語った。
同氏は、2004年のeMachinesとGatewayの合併以来、一番課題となっているのが「米国の直販部門と法人向け部門の建て直し」だと指摘。課題解決に向け、2006年には米国国内で工場を立ち上げ、法人向けや直販向けCTOモデルの提供を改善するほか、コンシューマ向けリテール市場の拡大を目指し、低コスト体制を維持するという。
また、現在Gatewayの売上げの9割を米国での販売が占めているが、今後国外市場にも同社の認知度を高め、店頭小売チャネルの拡大と新しい市場の展開により売上げ向上に繋げていきたいとの意向を示した。
Gateway株式会社 ディレクター ジャパンカントリーマネージャー 山本浩道氏 | Gatewayの現状 | 今後の展開 | |
製品投入の狙い | 既存製品を含むラインナップ | MX1202jの開発コンセプト |
一方、現在同社が展開しているラインナップの中では、デスクトップPCが約7割を占めているため、「今後需要が高まると予想されるノートブックPCも拡充させなければならないと認知している。また、日本市場向けではこれまで15.4型ワイド機以外用意していなかったが、今後他のラインナップも展開しなければならない」と述べ、「今回の新製品投入は、新しい市場への展開の第一歩となる」と説明した。
なお、新製品の具体的な販売目標については語らなかったが、「第一歩なので、投入により市場の反応を見て対応していきたい」と話した。
□Gatewayのホームページ
http://jp.gateway.com/
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(2006年5月18日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]