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エレコムとアイ・オー、U3準拠のUSBメモリを6月発売
~PCにデータを残さず個人環境を持ち運び

U3プラットフォームロゴ

4月20日 発表



 エレコム株式会社株式会社アイ・オー・データ機器は20日、USBフラッシュメモリの新規格「U3プラットフォーム」に準拠する製品を6月に発売すると発表した。

 エレコムは「MF-UU2」シリーズの6月中旬発売を予定し、アイ・オー・データ機器は、「EasyDisk U3 smart drive EDU3シリーズ」(256MB~1GB)の6月出荷を予定している。

 U3は、米SandiskとM-Systemsが共同で設立した企業で、USBメモリの新規格として「U3プラットフォーム」を提唱している。U3プラットフォームは、対応ハードウェア、ファームウェア、API、専用アプリケーションランチャー「Launchpad」で構成され、個人データをPC内に残さず、個人環境を持ち運ぶことを目的としている。

 U3では、USBメモリをPCに装着するとLaunchpadが起動し、Launchpadから必要なアプリケーションをインターネット経由でダウンロードして追加する。アプリケーションはWebブラウザやメーラー、ウィルス対策ソフト、音楽プレーヤー、ゲームなどが用意され(一部有料)、ユーザーが必要なものを追加できるようになっている。これらのアプリケーションを配信する「U3ソフトウェアセントラル」の日本語版が同日、公開された。

 データの記録は専用APIを介して保存され、PC内にデータや記録を残さず、個人のLaunchpadのアプリケーションや環境設定をUSBメモリ内に保存するため、データ漏洩を防止しつつ個人環境を持ち運ぶことが可能になっている。また、アイ・オー・データ機器のEDU3シリーズでは、パスワード保護を行なう「U-SAFE」を標準で組み込んでおり、USBメモリ本体を紛失してもデータ漏洩の防止が可能としている。

【20日19時追記】U3によれば、東芝も2006年に自社ブランドによる製品を出荷予定としている。

アイ・オー・データ機器が開発中の「EDU3」シリーズ試作品 アイ・オー・データ機器の「U3 Launchpad」

□エレコムのホームページ
http://www.elecom.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.elecom.co.jp/news/200604/u3/
□アイ・オー・データ機器のホームページ
http://www.iodata.jp/
□ニュースリリース
http://www.iodata.jp/news/2006/04/06_pr004.htm
□U3のホームページ(英文)
http://www.u3.com/
□U3ソフトウェアセントラル
http://software.u3.com/SoftwareCentral.aspx?Lang=ja
□関連記事
【2005年9月21日】アイ・オー、新USBメモリ規格「U3」を採用
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0921/iodata.htm
【2005年1月8日】【CES】SandiskとM-SYSTEMSが次世代USBメモリ開発で提携、活動を開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0108/ces09.htm

(2006年4月20日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]

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