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Macworld Conference&Expo San Francisco 2006

MicrosoftはMacへのコミットメントを最低でも5年間継続する
~次期Mac向けOfficeはユニバーサル・バイナリ化

会期:1月10日~13日(現地時間)

会場:San Francisco The Moscone Center
   (モスコーニセンター)



 米MicrosoftのMacintosh Business Unit(通称、MacBU)は、モスコーニセンター内でプレス向けのブリーフィングを開催。10日午前(現地時間)に開催された基調講演において、同チームのRoz Hoジェネラルマネージャがコメントした「Macビジネスへのコミットメントを、最低5年に渡って継続すること」などを改めて説明した。

基調講演でMacビジネスの継続と次期Mac向けOfficeのユニバーサル・バイナリ化を表明したRoz Hoジェネラルマネージャ

 ブリーフィングには同チームのScott Ericksonディレクターが出席。MacがIntel製CPUを採用するにあたって、カスタマー側からAppleとMicrosoftの今後の関係はどうなるのかという問い合わせも多く、世界中の顧客にMicrosoftがMacビジネスを今後も重視している姿勢を示すため、こうした合意を両社で正式に交わすことになったという。

 合意の内容は大きく3つにわたる。1つ目は、今後Microsoft側がIntel向けバイナリ、PowerPC向けのバイナリで「Office for Mac」を出荷すること。2つ目は、Apple Computer側がOSをはじめとする最新の技術をいち早く提供すること、3つ目がその期間で、合意が交わされた昨年11月の締結から最低でも5年間は継続される。この5年間は、既存のOfficeには必要に応じたメンテナンスを行ない、次期Office for Macもユニバーサル・バイナリ化されることで、PowerPCを搭載するMac向けのOfficeも提供が続けられることになる。

 具体的に次期Mac向けOfficeがいつ登場するかは明らかにされていないが、現在は2~3年おきにメジャーバージョンアップが行なわれている。ちなみに現在のOffice for Macは2004年に登場している。

Macintosh Business UnitのScott Ericksonディレクター PowerPC搭載MacのOfficeユーザーも、Intel搭載Macをこれから購入するユーザーも、継続してOffice for Macを最低でも今後5年間は利用することができる

 Office for Macのコンポーネントの1つであるEntourage(WindowsのOfficeに例えてざっくりと説明するとExchangeサーバーを必須としないOutlookに類するMac向けのアプリケーション)は、この3月にアップデートが行なわれる。このアップデートはMac OS X TigerのiSync、Spotlight、そしてKeyChain機能を利用したSmartcardへの対応が行われる。デスクトップ検索機能であるSpotlightへの対応は、電子メール(本文を含む。添付ファイルは含まない)、スケジュール、コンタクト情報に及ぶ。アップデートは日本語版を含み世界同時に行なわれる予定だ。

 MSN Messengerのアップデートも3月に実施予定。昨年8月にリリースされたMac向けのMessenger 5.0は、Hotmailをはじめとするの個人向けのアカウントと、LiveCommunication Serverを利用する企業内向けのアカウントが同時利用できる機能を持つが、この企業向け利用の部分に若干の修正が加えられる予定。Firewall外へのファイル転送時の暗号化、コーポレートアカウントでの同時ログインに対する所在の確定、アドミニストレーター向けのチャットログのアーカイブ機能などが追加される。

 今年後半に出荷を予定しているWindows向けのOfficeでは、ファイルフォーマットがXMLベースへと一新される。もちろん、Mac向けの次期Officeに関してもXMLベースのファイルフォーマットが採用されることになるが、両方のOfficeの出荷時期にはタイムラグが発生する。この間、ファイルコンバータを既存のOffice for Macに提供し、Windows版OfficeのユーザーからXMLフォーマットで送付されたドキュメントの互換性を維持することになるという。

 このコンバータはアップデータの形式で提供が行なわれ、いったんインストールしてしまえば、以後はドキュメントがXMLであってもフォーマットを意識することなくシームレスに利用できるようになる。Windows向け次期Officeの出荷後、速やかにOffice for Mac 2004と、Office v.X向けにアップデータをダウンロードできるようにするということだ。

展示ホールのMicrosoftブースに出展されていたMac向けのキーボードとマウス。現在はまだプロトタイプで、今夏の出荷を予定している。ちなみにマウスは2ボタン Microsoftブースの様子。現行のMac向けOfficeであるOffice 2004を中心にデモやプレゼンテーションが行なわれている。PowerPC搭載MacのOfficeユーザーも、Intel搭載Macをこれから購入するユーザーも、継続してOffice for Macを最低でも今後5年間は利用できる

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【1月11日】スティーブ・ジョブズCEO基調講演レポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0111/mw03.htm

(2006年1月12日)

[Reported by 矢作晃]

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