4月6日 発表

　ガートナー ジャパン株式会社は6日、2004年世界半導体市場のマーケットシェア調査結果を発表した。これによれば、全体の売上高は2,199億ドルで、前年と比べ23.4%の成長となった。

　この要因として同社では、無線通信やデジタル民生機器の成長が牽引役となり、DRAM/NAND型フラッシュなど、汎用メモリが安定推移したためと分析している。

　シェアトップ10の顔ぶれは前年と変わっておらず、いずれのメーカーもプラス成長。Intelは14.2%プラスで、13年連続で1位。Samsungは55%の成長を記録し、前年同様2位。3位は前年4位だったTexas Instrumentsで、前年3位だったRenesas Technologyは、在庫調整や単価下落の問題から4位に順位を落とした。

【表】世界半導体メーカー ランキング・トップ10(単位：百万ドル)

2003年ランク	2004年ランク	メーカー名	2003年売上高	2004年売上高	2003-2004年成長率(%)
1	1	インテル	26,899	30,730	14.2
2	2	サムソン	10,502	16,276	55.0
4	3	テキサス・インスツルメンツ	7,410	9,678	30.6
3	4	ルネサス・テクノロジ	7,936	9,001	13.4
7	5	インフィニオンテクノロジーズ	6,864	8,945	30.3
6	6	STマイクロエレクトロニクス	7,180	8,761	22.0
5	7	東芝	7,356	8,538	16.1
8	8	NECエレクトロニクス	5,648	6,438	14.0
10	9	フィリップス セミコンダクターズ	4,512	5,689	26.1
9	10	フリースケール・セミコンダクタ	4,631	5,519	19.2
		その他	89,304	110,305	23.5
		合計	178,242	219,880	23.4

(為替レート：2003年115.92円/ドル、2004年108.16円/ドル)
出典：ガートナー データクエスト(2005年3月、確定値)

□ガートナー ジャパンのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.gartner.co.jp/press/pr20050406-01.pdf
□関連記事
【2004年3月24日】2003年の世界半導体市場は14%のプラス成長、ガートナー調査
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0324/gartner.htm

(2005年4月6日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]