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アイ・オー、減収減益ながらも回復の兆し

2月25日 発表



 株式会社アイ・オー・データ機器は25日、平成17年6月期の連結決算を公表した。

 2004年7月~12月の売上高は324億3,100万円、営業利益は1億6,000万円で、対前年比で減収減益となった。とくに営業利益は82.7%減となっている。

 また、純損失は1億6,500万円の赤字となった。純損失増大の理由は、円高の進行による為替長期予約の評価損としている。

 部門別の業績では、メモリの売上高が12.4%減(前期比、以下同)、ストレージが19.5%減、液晶が16.9%増、AVおよびネットワーク機器が3.9%減、特注部門が41.8%減となっている。

 なお、クリエイティブ・メディアブランドのデジタルオーディオプレーヤーは好調で、これを含む「その他」の部門の売上は124.4%増と大幅に伸張した。

 ほとんどの部門で、競争の激化、販売単価の下落が、挙げられており、販売数の増加が売上の増加につながらない、現在の市況が背景となっている。しかし、第1四半期決算時に比べると、USBフラッシュメモリやSDメモリーカードの急回復により、営業利益の黒字化を果たしている。

 なお、通期の業績見通しは、売上680億円、経常利益7億4,500万円、純利益2億6,500万円を見込んでいる。売上は下方修正されたものの、AVeLブランドのネットワークプレーヤーなどの高付加価値品の強化を見込み、利益は上方修正された。

□アイ・オー・データ機器のホームページ
http://www.iodata.jp/
□決算短信(PDF)
http://www.iodata.jp/company/ir/perform/30.htm
□関連記事
【2004年11月8日】アイ・オー、平成17年度第1四半期は7億2千万円の赤字
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1108/iodata.htm

(2005年2月28日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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