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インテル、デュアルコアPCを国内初デモ
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国内初公開されたデュアルコアCPU搭載PC |
1月12日 開催
ビル・スー副社長 |
インテル株式会社は12日、プレスミーティングを開催し、国内初のデュアルコアCPU搭載PCのデモを公開した。
デモは来日した米Intel本社のビル・スー副社長の講演中に行なわれたもので、ローカルで高解像度動画(HD)の再生を行ないながら、ネットワークプレーヤーを併用してもう1本のHD動画の再生を行なった。スー副社長は、デュアルコア技術により、2本のHD動画の再生がスムーズに行なわれることを強調した。
また、今年はEntertainment PC(EPC)普及の機運が高まっており、サーバー/クライアント/ノートの全セグメントにデュアルコア製品を投入する方針を強調した。
また、スー副社長は、デジタルホーム構想により、PCプラットフォームをターゲットとしたHD動画などのプレミアムコンテンツの配信など、新たなビジネスチャンスが拓かれようとしていると述べた。なお、会場内のPCはすべてHD解像度の液晶TVに接続されており、EPCにかけるIntelの意欲が強く感じられた。
吉田和正 代表取締役共同社長 |
グレッグ・ピアーソン 代表取締役共同社長 |
また、吉田和正/グレッグ・ピアーソン両代表取締役共同社長により、Intel本社の決算説明が行なわれた。
2004年通期の売上高は342億ドルで過去最高、純利益は75億ドル。対前年比も売上で13.5%増、純利益で33%増と大幅に進展した。
なお、日本市場は全体に比べても大きな伸びとなっているという。また、携帯電話用のメディアプロセッサやフラッシュメモリ分野については、伸展はしているものの依然として赤字の状態で、2006年以降に黒字化を図ると解説された。
2005年については、ムーアの法則は継続するとした上で、高クロックからデュアルコア/マルチコア/マルチスレッド/ラージキャッシュなどの技術を導入したバランスのとれた製品への転換を図るとした。
また、エンタープライズ分野では64bit対応を進めるとし、Itanium 2についてはハイエンドに焦点をあてたエンタープライズサーバーに特化し、32bit資産が重要なワークステーション分野はEM64T対応のXeonが担うことが明言された。
デジタルホームについては2億ドル投資ファンドが用意され、サービスプロバイダやアプリケーションの最適化などに投資される。この投資によりユーザーが利益が得られるようなエコシステムの構築を目指すとしている。
デュアルコアPCにはシャープのHD解像度液晶TVが接続され、高解像度のWindows Media動画の再生が行なわれた | ネットワークプレーヤーはアイ・オー・データ機器製、こちらには松下電器のHD解像度液晶TVが接続される |
別会場では5.1chシステムと大型フラットTVがPCに接続され、デモが行なわれた。So-netのWonder Juke 5.1chサラウンドストリーミング配信やデジオンのdiXiMによるワイヤレス配信、ECCの英会話Webレッスンなど |
□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20050111corp.htm
□関連記事
【2004年1月15日】Intel、2003年決算は56億ドルの黒字
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0115/intel1.htm
(2005年1月12日)
[Reported by date@impress.co.jp]