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Intel、2003年決算は56億ドルの黒字
~2005年までに5つの300mmラインを立ち上げ

グレッグ・ピアーソン共同社長

1月14日(現地時間) 発表



吉田和正共同社長

 米Intelは14日(現地時間)、2003年度の決算を発表した。売上高は301億ドル(対前年13%増)、営業利益が75億ドル(同71%増)、純利益は56億ドル(同81%増)、1株当たりの利益は85セント(同85%増)と好調な結果となった。

 部門別では、PC用CPUを主力とするインテル・アーキテクチャ事業が、売上が261億ドル、営業利益が104億ドルで唯一の黒字。

 インテル・コミュニケーションズ事業本部と、ワイヤレス・コミュニケーションズ&コンピューティング事業本部は、いずれも約4億ドルの赤字となっている。なお、この2部門は、本年よりインテルコミュニケーションズ事業本部に統合された。また、ウェブ・ホスティング事業の縮小に伴う1億ドルの損失を含め、その他の部門として20億ドルの赤字が計上されている。

 日本支社のインテル株式会社は15日、本社の決算発表を受けて、プレス向けの発表会を行なった。

 グレッグ・ピアーソン共同社長は、2003年の業績について「“?”で始まり、“!”で終わった」と述べ、年初の停滞状態から、年末に向けて業績が改善したと述べた。

 また、吉田和正共同社長は、2004年は300mmウェハの立ち上げの年とし、年内に3つのファブを、2005年にも2つのファブを300mmラインとすると述べた。90nmプロセスについても2004年を立ち上げの年とし、2005年に65nm、2007年に45nmを目指す方針を再確認した。

 質疑応答では、x86に継ぐ分野として期待されているXScaleの動向について、出荷数では対前年50%増で順調であるとされた。PDA分野は市場全体が停滞しており、増加分はスマートフォンなどの高機能携帯電話が主であるとしている。スマートフォンとPDAを合わせた市場シェアでは1位を確保したと述べた。

□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20040114corp_a.htm

(2004年1月15日)

[Reported by date@impress.co.jp]


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