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快速ジェットAFとコストパフォーマンスの高さが魅力
コニカミノルタ DiMAGE Z2




 ボクはネコを撮るのが好きだ。街角でネコを見かけると、すぐにカメラを取り出し、ネコを脅かさないようにソロリ、ソロリと近づいていくのだが、やはり警戒心の強いノラネコだとすぐに逃げられてしまう。逆に餌でもくれないかとスリ寄ってくるネコもいるのだが、これはこれで写真を撮るには近距離すぎて始末に悪い。

 ネコの自然な姿をカメラに収めるには、ネコに無用なプレッシャーを与えないよう、つかず離れずの距離を保ちながら撮影することになるのだが、その距離でネコのアップの写真を撮るには約400mm相当の画角をカバーする高倍率ズームが欲しくなる。

 すでに、ボクは光学式手ブレ補正を搭載した12倍ズーム装備のパナソニックDMC-FZ10を2台も自腹購入し、嫁さんと1台ずつ愛用しているのだが、風景やお昼寝しているネコなど静物を撮影するのには特に不満はないものの、歩いているネコを撮ろうとするとなかなかAFが合わず、しかもAF測距枠が中央1点なのでフォーカスロックを併用して構図を変更していたりするとピンぼけになってしまう(FZ10はマニュアルフォーカス操作に優れているので、被写体が画面中央にないシーンでは、ワンプッシュAF & マニュアルフォーカスで使う方が快適だ)。

 まあ、普及型デジタルカメラのAFなんてこんなもの、と言えばこんなものなのだが、風の噂にコニカミノルタのDiMAGE Z2のAFが速いと耳にした。かつては、発売されるほとんどのデジカメを実際に手にして実写もしていた筆者だが、最近は毎月のように新製品が発売されるとあって、自分が記事を書くデジカメ以外はなかなか触れる機会がない。というわけで、お恥ずかしい話だが、DiMAGE Z2はおろか、前モデルのDiMAGE Z1さえも(カメラ店店頭で触ったことはあるものの)実写するのはこれが初めてだ。

 DiMAGE Z2の詳細なスペックはメーカーのホームページに任せるとして、ここではDiMAGE Z2を使ってみてのインプレッションをお届けしよう。



  奇抜なデザインは好き嫌いがあるが
60fpsの液晶モニターは
動くモノもスムーズに見えて快適だ

 DiMAGE Z2は、見ての通り、実に個性的というか奇抜なフォルムを持ったカメラだ。それだけに、カメラの機能や画質をうんぬんする以前に、外観を見ただけで好き嫌いがハッキリ分かれてしまうのではないだろうか。

 ボクも初めてDiMAGE Z1(Z2の前モデル)を見たときに「趣味悪~」と思ったりもしたが、見慣れてくると次第に違和感はなくなってきた。グリップの大きさもちょうど良く、機能ボタンも右手親指だけで操作できる位置に配置されている。ただ、曲面を多用したデザインだけに、首からぶら下げて歩いていると、服の金具などにカメラが擦れて、シルバー塗装に細かい傷が入りやすいのが気になった。ちなみに、こうしたカメラスーツも作られているので、愛機に傷を付けたくない人はこうしたスーツでドレスアップするのも手だ。

 高倍率ズーム機なのでファインダーは光学式ではなく、液晶ビューファインダー(EVF)方式だが、液晶パネルは背面の液晶モニタと兼用。モニタ切り替えスイッチを動かすと、カメラ内で液晶モニタ面が斜めに倒れ、液晶モニターの像を2枚のカメラ内ミラーで反射させてファインダーに導くというスイッチファインダーを採用している。

液晶モニタの下にあるレバーが「モニタ切り替えスイッチ」。右の写真はファインダーに切り替えた状態

 液晶モニターの画素数は11.3万画素とさほど高精細ではないものの(できれば18万画素くらいは欲しいぞ)、60fpsでライブビューが表示されるので、動きのある被写体もギクシャクせずにスムーズに追えるのが特徴だ。

 ただし、ネコ撮りにはローアングル撮影が不可欠なのだが、キヤノンPowerShot S1 ISのように液晶モニターの角度を変えることはできないし、斜め上方からの液晶モニターの視認性はあまり良くない。そのため、ネコの目線で撮影するときは、地面にはいつくばって撮影しなければならないのが個人的には不満だ。

 また、ボクはメガネを掛けているので、EVFを覗くとき、どうしてもEVFの周りから光が入ってきて視認性が低下してしまう。一眼レフのようにファインダー部分にアイキャップ装着用の溝を設けて、アイキャップやアングルファインダーが装着できるようになればEVFも見やすくなるので、ネコ撮りだけでなく、他の撮影ももっと快適になると思う。



  手ブレ補正は装備されていないのは残念
しかし、動きのある被写体を撮るときは
高感度時でも画質低下が少ないことが大事

7群11枚で構成される光学10倍ズームのGT APOレンズを搭載する

 レンズは38-380mm相当F2.8-3.7の光学10倍ズームで、Z1には使われていないAD(異常分散)ガラスレンズを採用し、色収差の低減を図っているという。

 また、手ブレ補正は搭載されておらず、光量が低下してくると感度をアップさせてシャッタースピードを稼ぎ、手ブレを抑えるという仕様だ。DiMAGE A1やA2に搭載されているCCDシフト方式の手ブレ補正がZ2に搭載されれば、間違いなく最強の高倍率ズーム機になるところだが、やはりコスト的にキビシイのだろう。

 ただ、考えてみれば、光学式にせよCCDシフト方式にせよ、手ブレ補正が効くのは、カメラブレや手ブレのみで、被写体が動いてブレる被写体ブレには無力だ。被写体ブレを防ぐには、少しでも高速なシャッタースピードで撮影するしかなく、そのためには、感度をアップしてシャッタースピードを稼ぐのがもっとも手っ取り早い。そういう意味では、手ブレ補正が搭載されていたほうが手ブレに対し有利なことは有利だが、それ以上に高感度でも十分実用に耐える画質が維持されていることの方が重要だ。

 ちなみに、DiMAGE Z2の場合、感度オート時は、レンズの焦点距離とシャッタースピードに応じてISO50~200まで感度が可変するが、よほど明るいシーンでもない限り、望遠撮影をすると手ブレ防止のためにすぐに感度アップしてしまう。腕に自信がある人は、感度をISO50ないしISO100に設定して撮影した方が高画質が得られるが、今回は感度オートでどれくらい感度アップし、どれくらい画質が低下するかを確かめるため、サンプル画像の多くは感度オートで撮影している。

 画質に対する評価基準は人それぞれなので異論はあるかもしれないが、L判ないしポストカードサイズにプリントする分には、ISO200までなら十分許容できる画質だと思う。320万画素のZ1と比較してみると、やはり同じ撮像素子サイズで画素数が少ないZ1の方が、画素サイズが大きいだけにノイズも少なめだ。プリントせずにモニターで鑑賞する機会が多いのであれば、Z1の方が精神衛生上好ましいかもしれないが、Z2の方が細部描写力は上だし、カメラの機能も向上しているので、選択に迷うところだ。

 発色はどちらかと言えば派手で暖色系。同じコニカミノルタのDiMAGE X系とは異なる傾向の絵作りだ。もっと彩度の高い発色をする「ヴィヴィッド」も備えていることはいるのだが、ナチュラルモードでも十分に彩度が高いので、あえてヴィヴィッドに切り替えようとはほとんど思わなかった。階調再現域はさほど広くなく(まあ、1/2.5型400万画素機としては健闘しているとは思うけど……)、ネコを撮ると毛並みが白飛びしやすいが、ハイエストライトからハイライトへのつながりは悪くはないので、さほど不自然には感じない描写だ。

●DiMAGE Z1とZ2の画質比較

DiMAGE Z1(左)とZ2

 DiMAGE Z1は1/2.7型有効320万画素CCD、Z2は1/2.5型有効400万画素CCDを搭載。どちらも38~380mm相当の光学10倍ズームを装備しているが、開放F値や光学設計は異なっていて、Z2には色収差を抑えるAD(異常分散)ガラスレンズが使用されているので、APOの名称が付けられている。

 同じポジションからズームのワイド端、テレ端で撮影し、画質を比較してみた。もっとも好条件での画質を比較するため、両機種とも感度をISO50に手動設定している。ADガラスレンズを使用していないZ1も目立った色収差はなくなかなかの描写だが、こうして比較してみると、Z2のほうが画面周辺部で像が引き締まって見え、わずか80万画素の差でしかないが、細部がしっかり描写されていて気持ちがいい。


以降に掲載する作例のリンク先は、撮影した画像データそのものです(ファイル名のみ変更しています)。縦位置のものは、サムネールのみ回転していますが、拡大画像はあえて回転せずに掲載しています。
特に記載がない限り、クリックすると2,272×1,704ピクセルまたは2,048×1,536ピクセルの画像が別ウィンドウで表示されます
【駅前ロータリー】
DiMAGE Z1 ワイド端 DiMAGE Z2 ワイド端
DiMAGE Z1 テレ端 DiMAGE Z2 テレ端

 

【横浜公園のチューリップ】
DiMAGE Z1 ワイド端 DiMAGE Z2 ワイド端
DiMAGE Z1 テレ端 DiMAGE Z2 テレ端

●DiMAGE Z1とZ2の感度別画質比較

 Z1もZ2も手ブレ補正は搭載されていない。感度オートに設定して撮影すると、レンズの焦点距離と明るさに応じて、自動的に感度をISO200までアップして、シャッタースピードを稼ぎ、少しでも手ブレを抑える仕様になっている。そのため、手ブレの危険が増大する望遠撮影では、ISO200まで感度アップすることが多く、ISO50の画質だけでなく、ISO200の画質も要チェックだ。

 やはり画素サイズが大きいZ1の方がノイズは少ないが、L判やポストカードサイズのプリントならZ2でも十分許容範囲ではないだろうか? ただ、ISO400になると、Z2はシャドー部のしまりがなくなり、ノイズもかなり目立つようになる。室内スポーツ撮影などどうしてもISO400を多用するならZ1の方が画質は上だが、Z2ではカメラ機能も向上しているので悩ましい限りだ。

DiMAGE Z1 ISO50 DiMAGE Z2 ISO50
DiMAGE Z1 ISO100 DiMAGE Z2 ISO100
DiMAGE Z1 ISO200 DiMAGE Z2 ISO200
DiMAGE Z1 ISO400 DiMAGE Z2 ISO400


  望遠撮影でも迷わず合焦するジェットAF
精度は百発百中ではないが
AFがもたつかないので気持ちよく撮影できる

DiMAGE Z2の外光パッシブセンサー

 さて、DiMAGE Z2でもっとも気になるのはAFスピードだ。高倍率ズーム機にはめずらしく、外光パッシブセンサー併用のハイブリッドAFで、しかも、高倍率ズーム機では唯一、動体予測フォーカス制御機能まで搭載している(コンティニュアスAFまたはスポーツモード時に作動)。

 実際にDiMAGE Z2で700コマ以上撮影してみたが、ズームテレ端でも、シャッターボタン半押しで「ピピッ」と軽快に合焦するのは気持ちがいい。さすがに、合焦精度は百発百中とまではいかず、時にはファインダーで見てもピンぼけがわかるくらいピントを外すこともあるが、もう一度シャッターボタンを押し直せば、ほぼ狙った位置にピントを合わせられた。

 ただ、Z2の売りである動体予測フォーカス制御機能を試そうと、スポーツモードあるいはAFモードをコンティニュアスAFにしてみたが、作例のように一定のスピードで向かってくるようなシーンには有効だったものの、動きの少ない被写体だと思うようにピントが合わせられず、むしろワンショットAFで撮影した方が効率が良かった。このあたりはまだ改善の余地があるが、他の高倍率ズームに比べれば確かに素早いAFで、フォーカスエリアもワイドなので初心者には使いやすい(中・上級者にとっては、フォーカスエリアをスポットにしたり、スポットにしたフォーカスエリアを好きな場所に移動できないのがモノ足りなく感じるかもしれないが……)。

【補足】背面の十字ボタンを長押しすると、ワイドフォーカス、水平3点測距AF(測距点選択可能)、中央1点と切り替えることは可能。ただ、上位機種のA1/A2のフレキシブルスポットAFのように自由に測距点を動かすことはできない。

立川の昭和記念公園内を走るパークトレインをスポーツモードでAF連写。一眼レフ並とまではいかないが、普及型デジカメとしてはこれくらいAFが追従すれば立派と言えるだろう

 このほか、DiMAGE Z2には「シャッターチャンス連続撮影」という機能も搭載されていて、シャッターボタンを押している間、約2.3コマ/秒の速度で内蔵メモリに画像を記録し続け、シャッターボタンから指を離した瞬間から過去にさかのぼって5コマをメモリカードに保存することができる。連写の合間にはしっかりとライブビューも表示されるので、徒競走のゴールシーンなどこの先の展開がある程度読める撮影には便利だ。

 また、バッティングの瞬間など一瞬を写し止めたい場合には、メニューのドライブモードでシャッターチャンス連写を選択した後、十字ボタンの左右キー操作でUHS(ウルトラハイスピード)連続撮影に設定すると(なかなかこの操作に気づきにくいが……)、約10コマ/秒で連写し続け、シャッターボタンから指を離した瞬間からさかのぼって12コマをメモリカードに保存できる。UHS連続撮影では、メカシャッターを使わず、CCD電子シャッターで露出制御されるので、明るい部分にスミアが発生しやすく、記録画素数も130万画素と少ないが、うまく活用すれば一発必写ではなかなか写し止められない瞬間をモノにすることができる。

DiMAGE Z2はマクロ撮影にも強い。シャッターボタン脇のマクロ切り替えボタンを押すと、通常撮影→マクロ→スーパーマクロ→通常撮影と切り替わり、通常撮影ではワイド端で50cm、テレ端で2mの最短撮影距離が、マクロにするとワイド端で7cm、テレ端で1.2mまで近寄れるようになる。さらに、スーパーマクロにすると、67.8mm相当の画角に固定されズームは効かなくなるが、レンズ先端から3cmという超近接撮影が行える。これはスーパーマクロにしてチューリップの花の中に溜まった桜の花びらを撮影したものだ DiMAGE Z2のフルオートモードには、撮影状況に応じて最適なシーンプログラムを選択する「フルオートシーンセレクター」が装備されいて、ポートレート、スポーツ、夕景、風景のいずれかに当てはまる、と判断されると、そのシーンに最適化された露出や色、シャープネスで撮影される。このカットは風景モードで撮影したものだ
これらのカットは「夕景モード」で撮影したものだ。夕陽の赤みが赤すぎず黄色すぎず、まさにボクのイメージにピッタリの色調で再現されている
お台場海浜公園からレインボーブリッジを望む夜景。さすがに、この明るさになると手持ち撮影は無理なので、三脚を使って撮影した。感度をISO50に手動設定し、絞り優先AE、-2/3EVの露出補正をかけて撮影している。ここまで夜景がしっかり写れば満足だ 毛繕いをしていたノラネコがカメラに気づいて顔を上げた瞬間をパチリ。ISO125まで感度アップしているので多少ノイズが増え始めているが、ネコの毛並みまでしっかり描写されている。AFもピタリと合焦し、なかなか気持ちよかった
昭和記念公園のチューリップ。地面スレスレのローアングル撮影をしようとしたが、首が痛くなるので断念。ちょうどニコンD70用に持っていたアングルファインダーをDiMAGE Z2のEVF部分に押し当てるようにして、なんとかローアングル撮影に成功した。ファインダー部分の部品をちょっと工夫すれば、アングルファインダーやアイカップを装着できるので、ぜひ検討してほしいものだ ズームワイド端で撮影したカット。歪曲収差は少なめで、こうした直線の多い被写体を撮影しても歪みは気にならない。ただ、ADガラスレンズを使用しているとはいえ、画面周辺に多少色収差が発生している。まあ、一眼レフ用の交換レンズでも色収差は発生するものは多いので、この価格でしかも光学10倍ズームなら上出来と満足すべきだろう
近所の半ノラをオートでパチリ。Exifの撮影時刻を参照すればわかるように、結構、夕方になってからの撮影で、ISO200まで感度アップしているカットもあるが、仮にZ2に手ブレ補正が搭載されていたとしてもISO50では、被写体ブレを起こしてブレブレの写真になってしまっていただろう。低感度でキレイなのは当たり前。これからは高感度でもキレイ、というのが、デジカメ(特に高倍率機)に求められる要素だ
400万画素CCDでもサイズが小さな1/2.5型だけに、階調再現域は広いとは言えないが、白飛びを起こしても階調のつながりが不自然にならないよう、うまく階調処理されている。狭い階調再現域もちゃんと適正露出で撮影すれば、メリハリがある見栄えのする描写になるので、むしろ軟調な描写のデジカメよりもノーレタッチでキレイなプリントに仕上がる。大切なのは白飛びしないことではなく、白飛びしても自然に見えるハイライトの階調のつながりと、中間調のメリハリなのだ


  800×600ドットの動画が撮れる
動画撮影中に光学ズームができるなど
動画撮影機能も充実

 高倍率ズーム機は動画撮影も楽しくなる。やはり遠くの被写体をアップで写せるからだろう。DiMAGE Z2は、640×480ピクセル/30fpsに加え、800×600ピクセル/15fpsと高解像度の動画が撮影可能で、動画撮影中に光学ズーム操作が行なえるのも特徴だ。

 ただ、キヤノンPowerShot S1ISのように動作音が静粛な超音波モーターを採用しているわけではないので、動画撮影中に光学ズーム操作を行なうと「ジーッ」というメカ音がノイズとして録音されてしまう。大半のデジカメが動画撮影中の光学ズーム動作を行なえないようにしているのはこれが理由だが、ズームに伴うメカ音が嫌なら光学ズームを使わなければいいわけで、やはりノイズが入っても光学ズームが使える方が便利だ。

 また、4画素の情報を加算することで4倍の感度を実現する「ナイトムービー機能」も搭載していて、夜間や暗い場所でも色の乗った動画を撮影できるのも魅力。4倍の感度とはいえ、少しノイズは乗るものの、その場の雰囲気をしっかり伝えられる。このほか、簡単な編集機能も搭載していて、前後の不要な部分をカメラ内でカットできるので、限られた容量のメモリカードを有効利用できる。

 なお、コニカミノルタ誕生記念第一弾として、2004年5月20日までキャッシュバックセールが行なわれていて、DiMAGE Z2をキャンペーン期間中に購入すると、もれなく5,000円がキャッシュバックされる(A2は10.000円、Xgは3,000円のキャッシュバック)。DiMAGE Z2の実売価格も400万画素の高倍率ズームとしては、かなりこなれてきているので、Z2を買うならGW前の今がチャンスではないだろうか。

【QuickTimeムービー/16.2MB/16秒】
800×600ピクセル/15fpsで撮影したQuickTimeムービー。動きは多少ギクシャクするものの、SVGAサイズの高解像度の動画はやはり細部までしっかり描写されていてキレイだ。これで30fpsで撮影できれば、もはやビデオカメラを超える!?
【QuickTimeムービー/16.7MB/16秒】
640×480ピクセル/30fpsで撮影したQuickTimeムービー。シャッタースピードが速いので、ビデオカメラに比べるとパラパラとした動きだが、ズームが高倍率なのでビデオカメラに近い動画が撮影できるのは魅力だ
【QuickTimeムービー/23.8MB/23秒】
ナイトムービーをONにして撮影。さすがにノイズが多く、ざわついた画面だが、しっかり光源の色が描写されているのは見事。スローシャッターにはなっていないので、被写体やズームの動きもなめらかだ

伊達淳一(だてじゅんいち)
1962年生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒業。写真、ビデオカメラ、パソコン誌でカメラマンとして活動する一方、その専門知識を活かし、ライターとしても活躍。黎明期からデジタルカメラを専門にし、カメラマンよりもライター業が多くなる。自らも身銭を切ってデジカメを数多く購入しているヒトバシラーだ。

□コニカミノルタのホームページ
http://konicaminolta.jp/
□製品情報
http://konicaminolta.jp/products/consumer/digital_camera/dimage-z2/
□関連記事
【2月13日】コニカミノルタ、800万画素光学7倍手ブレ補正「DiMAGE A2」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0213/km01.htm

■注意■

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(2004年4月26日)

[Reported by 伊達淳一 ]


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