4月16日 発表

　16日に行なわれたGeForce 6発表会では、多数のカードベンダーが搭載製品を展示した。NVIDIAのスティーブン・シムズ氏は、「GeForce 6800 Ultra」の価格は、「GeForce FX 5950 Ultra」の登場時の価格とほぼ同じ程度になるだろうと語り、明言は避けた。が、あるベンダーの担当者の話では7万円を切る程度になりそうだという。

　このベンダーはリファレンスタイプのカードを製造しているため、独自デザインのものなどとは価格差が出る可能性はある。

　出荷時期は各社とも5月の上旬から下旬にかけて順次出荷開始する見込み。GeForce 6800カードについては不明。

　リファレンスカードでは、2スロット分の高さの巨大な冷却機構が搭載されているが、1スロット分の厚さの独自冷却機構を搭載しているものも少なからずあった。また、30dBA以下の静音性を謳うメーカーもある。

　シムズ氏は「GeForce 6800 Ultraには、オーバークロックの余地を残している」と語っているが、Albatronの製品は実際、標準より200MHzより高い600MHzコアを搭載しているとしている。メモリクロックは1GHz。

　なお、同社のGeForce 6800搭載カードもコアクロックは600MHzで、メモリクロックは700MHzとなっている。

Albatronの「GeFORCE6800UV」。コアクロックは600MHz、メモリクロックは1GHz。ビデオ入力対応。冷却機構は1スロットの独自タイプ。発売は5月上旬の予定	ASUSTeKの「V9999 Ultra」。メモリ周りの冷却機構はリファレンスに似ているが、1スロットの独自タイプ。LEDで青く光るのも特徴	GAINWARDの「Ultra/2600」。冷却機構はAlbatronのものに似た1スロット式
SPARKLEの「SP-AG40UPT」。独自のツインファン式冷却機構を搭載。高さは2スロット分ある	CHAINTECHの「AA6800」。リファレンスタイプ	XFXの「PV-T40F-UDF7」リファレンスタイプ。ビデオ入力対応
AOpenの「Aeolus 6800 Ultra」。写真では取り外されているが、冷却機構はリファレンスタイプ。発売は5月中旬～下旬の予定	GIGABYTEの「GV-N68U256VH」。冷却機構はリファレンスタイプ。コアクロックは400MHz、メモリクロックは1GHz。5月中旬発売予定	MSIの「GeForce NX6800 Ultra」。騒音は26dBAという「Copper Ultra Cooling」と呼ばれる冷却機構を搭載するが、展示品では取り外されていた

□NVIDIAのホームページ(英文)
http://www.nvidia.com/
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(2004年4月16日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]