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CIPA、2003年デジカメ出荷数は4千万台、前年比77%増
~2004年は6千万台越え

1月26日発表



 有限責任中間法人 カメラ映像機器工業会(CIPA)は26日、2003年のカメラ等品目別出荷実績と、2004年の見通しを発表した。

●国内の成長は鈍化傾向、海外は急成長が続く

 これによると、2003年のデジタルカメラ出荷数は前年比76.8%増の約4,341万台。うち、国内向け出荷数は28.8%増の約843万台で、2002年実績の前年比35.6%増から成長率は鈍化した。

 一方、輸出向け出荷数は94.3%増の約3,497万台。2002年の81.4%増からさらに伸び、世界規模での急激なデジタルカメラの普及を表している。

●縮小続く銀塩、一眼レフにもデジカメの影響

 銀塩カメラは前年比31.1%減の約1,630万台。2002年実績の14.3%減から、さらに縮小が加速している。うち、国内向け出荷数は48.9%減の約114万台。輸出向け出荷数は29.3%減の約1,515万台。

 中でもFPカメラ(一眼レフカメラがほとんどを占める)は、2002年は前年比6.7%減と、減少を続ける銀塩カメラにおいて安定した出荷数を保っていた。が、2003年は前年比30.8%減の約235万台と、大幅な落ち込みを記録。CIPAでは「デジタルカメラの高画質化、デジタル一眼の低価格化の影響」としている。

●2004年は欧州などが拡大

 2004年のデジタルカメラ出荷数は、前年比40.3%増の約6,090万台で、成長率は鈍化する見通し。とくに国内向けは「買換え需要の比率が増加する」(CIPA)ために、11.6%増の約942万台。

 輸出向けでは、アメリカ市場の伸びに「やや鈍化が見え始める」としたが、欧州、その他地域の拡大が期待されるため、47.2%増の約5,148万台としている。

□CIPAのホームページ
http://www.cipa.jp/
□ニュースリリース(PDF形式)
http://www.cipa.jp/pdf/press040127.pdf
□関連記事
【2003年8月20日】CIPA、デジカメの年間出荷見通しを3,744万台に上方修正
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0820/cipa.htm

(2004年1月28日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]


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