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オリンパス、C-920ZOOM不具合続報
8月25日 公開
オリンパス光学工業株式会社が25日から公開しているコンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA C-920ZOOM」の不具合について、対処方法が判明したので、続報としてお知らせする。 不具合の内容は、一部の64MBもしくは128MBのスマートメディア使用時に、容量分の撮影ができないというもので、26日になってから追加で記載されている。その対処方法については27日の時点でも一般には公開されておらず、C-920ZOOMのシリアルナンバーを入力しなければ見ることができない。 編集部の調査によれば、スマートメディアの型番が「K9S1208VOM-SSB0」(64MB)、「K9D1G08VOM-SSB0」(128MB)の場合にこの不具合が発生する。この型番のスマートメディアを使用していると、撮影中のC-920ZOOMのモノクロ液晶に「85」または「86」の表示がされ、カメラが一切の操作を受け付けなくなる。 これは、撮影データの書き込みの際に、通信の異常によって発生するとしており、カメラ側の対応ではなく、スマートメディアを交換することで対処される。 今回の告知で残念なのは、ユーザーに対して公開する情報を、常に最小限にしようという意図が感じられることだ。これは、C-920ZOOM以外や他社製品のユーザーからの問い合わせと、スマートメディア交換の依頼などを避けるための方策と思われるが、東証一部上場企業のトップページに、内容を明らかにしないユーザー限定の告知を公開した事自体が、かえって不安と関心をあおってしまったことは明らかだろう。 交換方法を明らかにできないなんらかの理由があったのであれば、不具合の症状と、該当する本体/スマートメディアなどの情報は一般に公開し、交換方法のみをシリアルナンバーの入力後に開示するなどの方法が適切だったと思う。 C-920ZOOM自体は、3年半前の製品であり、使用し続けているユーザー数も限られているだろう。しかし、不具合の情報は、その機種のユーザーだけに止まらず、そのメーカーの全ユーザーにも関連する情報だ。不具合は不具合と認め、できるだけ広範囲な情報を公開し、説明責任を果たすことが、その会社と製品に対する信頼感を得るための一番の近道だろう。 それは、編集部へ情報をお寄せいただいた多数のC-920ZOOMのユーザーも望んでいることだと思う。 【8月28日追記】告知ページは28日に更新され、障害の内容および対処方法がすべて公開された
□オリンパス光学工業のホームページ (2003年8月27日) [Reported by date@impress.co.jp]
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