7月8日(現地時間)発表

Antaurのロゴマーク

　VIA Technologiesは8日(現地時間)、モバイルPC用CPU「Antaur」を発表した。すでに量産出荷されており、欧米では搭載製品が2003年第4四半期に登場する見込み。

　同社のx86命令互換CPU「C3(Nehemiah)」をベースとしたモバイル用CPUで、軽量薄型ノートPCへの搭載を想定している。

　製造プロセスは0.13μm。動作周波数は1GHzで、Nehemiah同様に「StepAhead」と名づけられた分岐予測、16段のパイプラインステージ、フルスピード浮動小数点演算ユニット、64KBのL2キャッシュ、乱数発生器によるセキュリティ機能「PadLock」を備えるほか、マルチメディア命令「SSE」に対応する。

　モバイルPCへの搭載を考慮し、1GHz動作時のTDP(熱設計電力)を11Wとしたほか、電源管理機能「PowerSave 2.0」を搭載する。また、EBGAパッケージを採用し、高さを1.5mmに抑えた。

　組み合わせられるチップセットは、グラフィックス統合型の「UniChrome CLE266」が推奨されている。CLE266はDDR266、USB 2.0、Ethernetに対応しており、ハードウェアMPEG-2デコーダと5.1chサラウンド機能を搭載する。

□VIAのホームページ
http://www.via.com.tw/
□ニュースリリース
http://www.via.com.tw/en/Digital%20Library/PR030708Antaur.jsp
□製品情報
http://www.via.com.tw/en/antaur/antaur.jsp
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(2003年7月8日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]