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IBM、数百万ユーザーをカバーするPS2オンラインゲーム用Gridを稼働2月27日(現地時間) 発表 米IBMと米Butterfly.netは27日(現地時間)、株式会社ソニー・コンピュータ・エンタテインメントとプレイステーション 2向けのツールとミドルウェアに関する契約を締結したと発表した。 この契約により、IBMとButterfly.netは、プレイステーション 2向けネットワークゲーム環境「Butterfly Grid」を稼働開始する。 Butterfly GridはIBMが開発したGridシステム。デュアルXeonを搭載したLinuxブレードサーバー「BladeCenter」で構成され、OGSA(Open Grid Services Architecture)を採用している。 従来のオンラインゲームサーバーは複数に分かれていたため、一緒にプレイできるプレイヤー数が制限されたり、サーバーメンテナンスでゲームを一時中断する必要があった。 Butterfly Gridは、特定のサーバー上の接続プレイヤー数が多すぎると判断すると、処理能力に空きのあるブレードを自動的に再構成して、プレイヤーをそのブレードにシームレスに転送できる。 パッチのインストールやサーバーの追加・入れ替えなどサーバーのメンテナンス作業もユーザーから見えないところでシームレスに実行し、システムを停止する必要がないという。 このような機能により、IBMでは、Butterfly Grid上で100万以上の同時プレイヤー接続をサポートできるとしている。 また、開発者はButterfly Grid上で直接ゲームを開発できるようになっており、ゲームがオンライン上で常に最高のパフォーマンスで利用できるかどうかを確認できる。 さらに、Butterfly Gridはゲーム以外のネットワークサービスにも拡張できるよう設計されており、音声通話などにも対応できるほか、複数のゲームやネットワークサービスを1回のサインオンで利用できるシングルサインオンにも対応する。 Butterfly Gridの運営はButterfly.netが行なっており、開発者は同社ホームページで登録することで開発キットや同Gridを利用できるようになる。 Butterfly Gridは、来週より米国サンノゼで開催されるGame Developer's Conferenceで公開される予定。 □IBMのホームページ(英文) (2003年2月28日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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