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キヤノン、D60後継デジタル一眼レフ「EOS 10D」
~マグネシウムボディで実売20万円弱

3月下旬

標準価格:オープンプライス

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 キヤノンはレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「EOS 10D」を3月下旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は20万円を切る見込み。

 EOS 10DはEOS D60の後継機と位置付けられ、ボディ外装がプラスティックからマグネシウム合金になったほか、AFフレームが5点から7点になった。また、銀塩フィルムカメラのEOS 7と同等以上の合焦速度と、被写体追従性を実現したとしている。

外装の材質がプラスティックからマグネシウム合金に変更された

 また、ホワイトバランスブラケティング機能や色温度設定機能、同社独自のダイレクトプリント機能「カメラダイレクトプリント」を新たに装備、内蔵ストロボのガイドナンバーが12から13になった。さらに、色空間がsRGBに加えてAdobeRGBにも対応した。

 撮像素子は22.7×15.1mmの有効約630万画素CMOSセンサーで、原色フィルターを装備。35mmフィルムよりも小さないわゆるAPSサイズとなるため、35mmフィルム換算のレンズの焦点距離が約1.6倍される。D60からは、S/N比や長秒撮影時の画質が改善された。これによりISO感度を3200まで設定可能となった。

 ファインダーは視野率95%、倍率は0.88倍。1.8型のTFT液晶モニタを備える。

 シャッター速度は1/4,000~30秒、シンクロ速度は1/200秒。秒間約3コマ、最大9コマの連写機能を備える。

 記録形式はRAWとJPEGで、RAWとJPEGの同時記録も可能。同時記録時の画質/解像度を6種類から選択可能になった。記録解像度は3,072×2,048/2,048×1,360/1,536×1,024ピクセル。

有効約630万画素のCMOSセンサー 画像処理エンジンDIGICが載った基板

 PCとの接続インターフェイスはUSB 1.1で、D60より小型のコネクタを採用した。Type 2 CFスロット×1を備え、Microdriveにも対応する。記録メディアのフォーマットは、FAT16に加えてFAT32にも対応する。

 電源はリチウムイオンバッテリーで、同社製BP-511に加えて、同社製デジタルビデオカメラなどで使われているBP-512も使用可能となった。

 本体サイズは149.7×75×107.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は790g。バッテリーチャージャー、ソフトウェアCD-ROM、ネックストラップなどが付属する。

 本体と同時に広角ズームレンズ「EF17-40mm F4 L USM」も発表された。発売日、価格は未定。コーティングの最適化により、デジタルカメラでの使用時に発生しやすいゴーストやフレアの発生を抑制したとしている。また、ズーム全域の最短撮影距離が0.28mとなっている。

□キヤノンのホームページ
http://canon.jp/
□ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2003-02/pr_eos10d.html
□製品情報
http://cweb.canon.jp/camera/10d/index.html
□関連記事
【2002年2月25日】キヤノン、EOS D30後継のデジタル一眼レフ「EOS D60」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0225/canon.htm

(2003年2月27日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]


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