Matrox「Parhelia-512」技術資料公開

Parheliaのロゴ Parheliaのチップイメージ

5月15日 公開



 Matroxの日本代理店であるインフォマジック(ジャパンマテリアル株式会社)のご好意により、14日発表の「Parhelia-512」の技術資料を入手することができたので、ここに公開する。

 先に掲載した記事の写真は解像度が低く、見えづらいものもあったと思われるが、こちらはメーカーが作成した資料なので、文字もディテールもはっきりしている。これらの資料やデータは近いうちにMatroxのサイトでも公開される見込みだ。

■Parhelia-512コア ブロックダイヤグラム(高解像度版 150KB)

 コア ブロックダイヤグラムの高解像度版を用意した。前掲の写真では文字がつぶれてよく読めなかったが、よく見てみると、コア内部に「バーテックスフェッチャー&キャッシュ」や「スケジューラー&512命令キャッシュ」、「ピクセルキャッシュ」、「深度キャッシュ」などが内蔵されているのが分かる。

■ディスプレースメントマッピング

Hardware Displacement Mapping white paper(英文PDF 6,326KB)

右の画像は、左の画像に対して深度調整をかけて、遠方のオブジェクトのポリゴン数を減らしてレンダリングしたものだが、肉眼ではほとんどその差を確認すすることはできない。

■UltraSharp Display Output Technology

UltraSharp Display Output Technology white paper(英文PDF 482KB)

 画質に関して大変高い定評のある同社は、Parhelia-512でも画質の追及にこだわりを見せている。同社はParhelia-512の画像出力をあえて「UltraSharp Display Output Technology」と呼ぶほどに自信を持っている。


■Glyph Antialiasing

Glpyh Antialiasing white paper(英文PDF 294KB)

■16x Fragment Antialiasing

16x Fragment Antialiasing white paper(英文PDF 3,167KB)

いうまでもなく、右側の画像が16x FAAを有効にした場合

■テックデモ動画

 その機能や、パフォーマンスを知るのにもっとも手っ取り早いのは、動いているところを見ることだろう。というわけで、ディスプレースメントマッピングの機能説明をはじめとしたテクニカルデモ動画(AVI方式)を用意した。中でも動画1はオブジェクトの深度調整をかけて、遠くの人体が手前に近づくにつれてみるみるポリゴン数が増えてくる様がよく分かる。

  これらの動画は、全てParhelia-512でリアルタイムレンダリングされたものだが、Webでの公開用に640×480ドットのAVI形式ファイルを352×240ドットのMPEG-1形式に変更してあるので、ご了承いただきたい。

【動画1】
ディスプレースメントマッピング&深度調整(1.748KB)
【動画2】
クワッドテクスチャリング(4.508KB)

□Matroxのホームページ(英文)
http://www.matrox.com/
□インフォマジックのホームページ
http://www.infomagic.co.jp/
□関連記事
【5月14日】Matrox、世界初512bit GPU「Parhelia-512」を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0514/matrox.htm

(2002年5月15日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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