ソニー、デスクトップPCのラインナップを一新
~Pentium 4 2.53GHz搭載のバイオRXなど

5月25日より順次発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:バイオカタログセンター
     Tel.03-5454-0700


 ソニー株式会社は、デスクトップPCのラインナップを一新し、5月25日より順次発売する。ともに筐体などに大きな変化は無いが、最上位機種のバイオRXでPentium 4 2.53GHzモデルが用意されるほか、バイオMXでは全モデルにDVD-RWドライブを搭載するなど、さまざまな機能強化が行なわれている。価格は全機種オープンプライス。


■ Pentium 4 2.53GHz搭載モデルが用意された「バイオRX」

PCV-RX76

5月25日発売



 最上位シリーズ「バイオRX」は、Intel 850Eベースの「PCV-RX76」、「PCV-RX66」と、SiS650ベースの「PCV-RX56」の3つのモデルに、それぞれに液晶ディスプレイモデルが用意される。店頭予想価格は20~49万円前後の見込み。OSは全モデルWindows XP Home Edition。

 ソフトウェアなどもアップデートされ、全モデルにDVからDVDの自動ダビング機能を備えた「Simple DVD Maker Ver.1.2」が付属する。Simple DVD Makerは簡単にDVD作成が可能なオーサリング/ライティングソフトで、音声もドルビーデジタル/リニアPCMが選択可能となっている。

 最上位モデルの「RX76」は、CPUにPentium 4 2.53GHzを搭載したハイエンドモデル。店頭予想価格は39万円前後で、17インチSXGA液晶ディスプレイ付属モデル「RX76L7」が49万円前後の見込み。

 メモリは512MB(RDRAM PC800 40ns/最大1GB)でHDDは160GB。光学ドライブは、DVD-RWドライブとDVD-ROMドライブのツインドライブ構成となっている。チップセットはIntel 850Eで、ビデオカードはGeForce4 MX 440(64MB)搭載カード。

 従来モデルと同様に、TVチューナー付きのハードウェアMPEG-2キャプチャカードを搭載、TV録画/再生ソフトウェア「Giga Pocket Ver.4.6」を介したTV録画なども可能となっている。また、動画編集ソフト「Premiere 6.0」やオーディオ編集ソフト「DigiOnSound 2 LE for VAIO」もバンドルしている。

 ディスプレイ出力は、D-Sub15ピン/DVI端子の2系統。Type2 PCカードスロット×1やメモリースティックスロット×1、IEEE 1394×2(4ピン×1/6ピン×1)やビデオ入出力端子、S/PDIF、100Base-TX対応EthernetやV.90モデムなどを装備する。

 ソフトウェアは、音楽管理ソフト「SonicStage for VAIO」やフォトレタッチソフト「Photoshop Elements」などが付属する。本体サイズは203×371×366mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約13.5kg。

 シリーズ中位モデル「RX66」は、CPUにPentium 4 2.26GHzを搭載する。店頭予想価格は26万円前後の見込みで、17インチSXGA液晶ディスプレイ付属モデル「RX66L7」が36万円前後の見込み。

 メモリ256MB(RDRAM/最大1GB)、HDD 120GB、DVD-RWドライブを内蔵する。そのほかのハードウェア仕様はRX76とほぼ同等だが、重量が12.5kgとなる。また、動画編集ソフトが「Premiere LE」となるなど若干ダウングレードされている。17インチ液晶ディスプレイモデル「RX66L7」も用意され、店頭予想価格は約36万円前後の見込み。

 「RX56」は、SiS650ベースの廉価モデル。店頭予想価格は20万円前後の見込みで、15インチ液晶ディスプレイモデル「RX56L5」が27万円前後の見込み。

 CPUはPentium 4 2A GHz、メモリ256MB(DDR/最大1.5GB)、HDD 80GBで、DVD-RWドライブを内蔵する。ビデオ機能はチップセット内蔵(32MBメインメモリー共有)。それ以外のハードウェア構成は、S/PDIF端子が付かない以外は、ほぼ「RX66」と同等となっている。

□製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCV-RX76/


■ 全モデルにDVD-RWを搭載した「バイオMX」

PCV-MXS3R

5月25日発売



 オーディオ機能にフォーカスした「バイオMX」は、Pentium 4 2.20GHzを搭載した「MXS3R」系2モデル、Pentium 4 1.80GHzを搭載した「MXS3」系2モデルの合計4モデルが用意される。OSは全モデルWindows XP Home Edition。

 全モデルで、DVD-RWドライブを搭載したほか、オーディオ管理ソフト「SonicStage Premium 1.2」で、連続録音時間が延長されるなど、細かな変更が行なわれている。従来モデルと同様に20W+20WのアンプやNetMDドライブ、専用スピーカーを搭載するなど、オーディオ機能に凝った構成となっている。

 上位モデルのMXS3R系では、単体モデルの「PCV-MXS3R」と、17インチSXGA液晶モデル「PCV-MXS3RL7」が用意され、店頭予想価格はMXS3Rが30万円前後、液晶モデルが40万円前後の見込み。

 CPUは、Pentium 4 2.2GHz(FSB 400MHz)でメモリは256MB(DDR/最大1.5GB)、HDD 120GBを搭載する。チップセットはSiS 650で、ビデオカードはGeForece 4 MX 440搭載カード。

 アンプ部は高品質なコンデンサを使用した「GOLD」バージョンとなったほか、スピーカーケーブルが、純銀コートのケーブルとなった。

 また、TVチューナー付きハードウェアMPEG-2エンコードカードを搭載し、Giga Pocketを利用したTV録画などにも対応する。Type2 PCカードスロット×1やメモリースティックスロット、IEEE 1394×2(6ピン/4ピン 各×1)、S/PDIF、100Base-TX対応Ethernetなども装備する。本体サイズは192×382×346mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約11.7kg(本体)。

 下位モデルのMXS3系では、17インチSXGA付属モデル「PCV-MXS3L7」と、15インチXGA液晶付属モデル「PCV-MXS3L5」の2モデルが用意される。店頭予想価格は17インチモデルが34万円前後、15インチモデルが31万円前後の見込み。

 MXSR3との違いは、CPUがPentium 4 1.80GHzに、HDDが80GBになったほか、ビデオ機能がチップセット内蔵となることなど。また、アンプ部のコンデンサなどが異なるほか、スピーカーケーブルも変更されている。

□製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCV-MXS3R/


■ Athlon XP 1500+搭載の「バイオJX」

PCV-JX11GBP7

 6月1日発売



 エントリークラスのバイオ、「バイオJX」は、CPUがCeleron 1.2GHzからAthlon XP 1500+に変更されたほか、17インチ液晶ディスプレイが選択可能となった。

 Giga PocketとTVチューナー付きのMPEG-2エンコーダカードを搭載した「PCV-JX11GBP」とGiga Pocketやエンコーダカードを省いた「PCV-JX11BP」の2系統が用意され、それぞれに17インチSXGA液晶モデルと15インチXGA液晶モデルが用意される。OSはWindows XP Home Editionで、全モデルOffice XP Personalが付属する。

 6月1日より発売され、店頭予想価格はGiga Pocket付きの17インチ液晶モデル「PCV-JX11GBP7」が25万円前後、15インチ液晶モデル「PCV-JX11GBP5」が23万円前後。Giga Pocketなしの17インチ液晶モデル「PCV-JX11BP7」が22万円前後、「PCV-JX11BP5」が20万円前後の見込み。

 本体仕様はMPEGエンコーダカード以外は全モデル共通で、CPUにAthlon XP 1500+(1.3GHz)、メモリ256MB(DDR/最大1GB)、HDD 80GB。DVD/CD-RWコンボドライブを搭載し、チップセットはSiS740で、ビデオ機能はチップセット内蔵。

 Type2 PCカードスロット×1やメモリースティックスロット、IEEE 1394×2(4ピン)、100Base-TX対応Ethernetなどを装備する。本体サイズは104×365×343mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8~8.1kg。

□製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCV-JX11G/


■ DVD-RWドライブモデルを拡充した「バイオLX」

PCV-LX96G/BP

5月25日発売



 省スペース型デスクトップPC「バイオLX」は、全モデルでPentium 4 1.8GHzを搭載する。Giga Pocketの有無や、光学ドライブ/液晶の違いで4モデルが用意され、5月25日より発売される。店頭予想価格は、23~31万円前後の見込み。OSは全モデルWindows XP Home Edition。

 「PCV-LX96G/BP」は、DVD-RWドライブや専用のペンタブレット対応1,024×768ドットTFT液晶ディスプレイが付属するシリーズ最上位モデル。店頭予想価格は31万円前後の見込み。

 CPUはPentium 4 1.8GHz、メモリは256MB SDRAM、HDD 80GBを搭載する。チップセットはIntel 845で、ビデオカードはGeForce2 MX搭載カード(16MB)。DVD-RWドライブを搭載する

 TVチューナー付きのMPEG-2ハードウェアエンコーダカードも搭載し、Giga Pocketを利用したTV録画/再生などが可能となっている。Type2 PCカードスロット×1やメモリースティックスロットを搭載するほか、IEEE 1394×2(6ピン×1、4ピン×1)や100Base-TX対応Ethernetなどを装備する。本体サイズは107×370×280mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.5kg(本体)。Giga Pocketなどの操作が可能なリモコンが同梱される。ソフトウェアはOffice XP Personalなどが付属する。

 「PCV-LX86/BP」は、「LX96G」からTVチューナーカードやGiga Pocketを省いたモデル。光学ドライブは8/12/8/32倍速DVD/CD-RWコンボドライブとなる。店頭予想価格は26万円前後の見込み。

 「PCV-LX56G」は、液晶ペンタブレット非搭載の15インチ広視野角TFT(1,024×768ドット)としたもので、ハードウェア仕様は「LX96G」とほぼ同等。シリーズ中唯一Office XP Personalが付属しないモデルとなっている。店頭予想価格は26万円前後の見込み。

 「PCV-LX56」は、「LX86/BP」の液晶を通常の15インチTFT(1,024×768ドット)に変更したモデル。店頭予想価格は23万円前後の見込み。

□製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCV-LX96G/

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/Products_020513.html
□関連記事
【1月17日】ソニー、バイオMX/RX/LXなどデスクトップPCを一新
~「Simple DVD Maker」によりDVD作成が簡単に
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0117/sony2.htm

(2002年5月13日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
個別にご回答することはいたしかねます。

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.