シャープ、無料で使えるソーラー充電スタンドを街中に設置

　シャープ株式会社は、街中でスマートフォンなどを無料で充電できるソーラー充電スタンド「シティチャージ」を東京タワー付近と港区の虎ノ門ヒルズに設置すると発表した。設置時期は2015年秋を予定しており、順次設置場所を拡大していく。

　シティチャージは、公益財団法人東京都環境公社が東京都と連携して実施を予定しているサービスで、太陽光発電の啓発や外国人旅行者向けの非常用電源としての利用が想定されている。ソーラー充電スタンドは米ニューヨークなどで設置が広がっているとのことで、日本国内ではこれが初の試みになる。

　今回シャープがデザインと設計を考案した装置が採用に至り、設置事業者に選定された。このソーラー充電パネルは、太陽光パネル、蓄電池、LED照明、充電テーブルで構成され、太陽光によって充電された蓄電池はスマートフォンへの給電や夜間のLED照明に使用される。

　なお、現時点では備え付けのコネクタがUSBなのかLightningなのかといった情報はなく、最大何Wの出力が可能かなどの仕様についても公開されていない。続報を待ちたい。

「シティチャージ」のイメージ図