やじうまPC Watch

手持ちのPCゲームをスマホや家庭用ゲーム機から遊べるサービス「Rainway」

クライアントのイメージ

 Rainway, Incは13日(日本時間)、PCゲームを異なるプラットフォームでストリーミングプレイできるサービス「Rainway」を、11月25日より公開すると発表した。

 Rainwayは「GeForce Now」や「PlayStation Now」といった、サーバー上でゲームを動作させ映像をストリーミングする“クラウドゲーミング”とは異なり、自分のPCでゲームを動作させて映像をストリーミングし、別のデバイスから操作する形となる。

 開発を行なっているのは「Borderless-Gaming」や「Steam Cleaner」などのPCゲーム関連ツールの開発で知られるAndrew Sampson氏で、同様のサービスはNVIDIAの「GameStream」や、Steamの「In-Home Streaming」などがあるが、それらは動作要件がGeForce GPU搭載PCとSheildデバイスのみだったり、デバイスが同一LAN上の場合のみ動作するといった制約が存在する。

 一方Rainwayでは、DirectX 11対応のビデオカードがあればストリーミングを実行でき、Steamのほか、Origin、Uplay、Battle.NETのタイトルに対応する。ゲームをPC側で動作させるため、ゲームのスムーズさなどはPC側のスペックに依存するとみられるが、「わずかなシステムリソースで、いつどこからでも、あらゆるゲームを快適にプレイできる」という。

 公式ページによれば、独自の「MSGプロトコル」によりストリーミングプレイを実現しており、macOSやLinuxでもWindowsゲームがプレイできるという。Webブラウザのほか、Android/iOS搭載デバイスや、Xbox、Switch、PlayStationにもネイティブアプリを提供し、対応予定としている。

 なお、同サービスは無償で利用できるとしており、サービス開始時点では1080pまでをサポートし、将来的にAV1コーデックによる4K対応も予定しているという。サービスは現在公式ページにて、事前ユーザー登録を受け付けている。