イベントレポート
ASUS、国内未発表の2in1「ZenBook Flip」シリーズを展示
~360度液晶開閉型、4K液晶搭載モデルも
(2016/5/31 15:29)
ASUSは、COMPUTEX TAIPEI 2016会場ブースにおいて、30日開催の発表会では触れられなかった新製品も多数展示していた。本稿ではそれら新製品の中から、ZenBookシリーズの新モデルを紹介する。
これまでZenBookシリーズは、クラムシェルスタイルのPCが中心だったが、ついに2in1スタイルのモデルがラインナップに追加された。それが、ZenBook Flipだ。Transformerシリーズは、本体とキーボード着脱式の2in1となっているのに対し、ZenBook Flipシリーズは、液晶が360度開閉するタイプの2in1となっている。
製品ラインナップは、13.3型液晶搭載の「UX360UA」と「UX360CA」、15.6型液晶搭載の「UX560UQ/UX」の3モデルを用意。3モデルとも2016年内の発売を予定しており、価格は未定。
各製品とも、ZenBookシリーズお馴染みのメタルボディと、同心円状のヘアライン処理を採用。2in1スタイルではあるが、ZenBookのDNAはきちんと受け継がれている。そして、360度開閉対応の液晶ヒンジを採用することで、クラムシェル、テント、スタンド、タブレットと4種類の形状で利用可能となっている。また、全モデルとも、USB 3.1対応のUSB Type-Cポートを備えているが、搭載CPUや液晶など、仕様は製品によって異なっている。
UX360UA
UX360UAは、CPUに第6世代Core i5/i7、3,200×1,600ドット表示対応の13.3型液晶を搭載する高性能モデル。メモリは最大16GBのLPDDR3-1866を搭載でき、内蔵ストレージは最大512GBのM.2 SATA SSDを採用する。
本体サイズは321.6×219.1×13.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.3kg。バッテリ駆動時間は最長12時間。
UX360CA
同じく13.3型液晶搭載のUX360CA。こちらはCPUに第6世代Core m3/m5/m7を採用する、ベーシックモデル。液晶解像度は3,200×1,600ドットまたはフルHD(1,920×1,080ドット)を選択可能。メモリはLPDDR3-1866を最大8GBまで搭載でき、内蔵ストレージは最大512GBのM.2 SATA SSDを採用する。
スペック的にはUX360UAよりも少々落ちるが、価格面で有利になるという。本体サイズは323×220×13.9mm(同)、重量は1.3kg。バッテリ駆動時間は最長12時間。
UX560UQ/UX
最後に、15.6型液晶搭載のUX560UQ/UX。こちらは、液晶サイズが大きいだけでなく、4K(3,840×2,160ドット)表示に対応する点が大きな特徴。また、CPUに第6世代Core i5/i7を採用するとともに、ディスクリートGPUとしてGeForce GTX 950(最高スペック時)も搭載する、ハイエンドモデルとして位置づけられている。メモリはDDR4-2133を最大16GBまで搭載でき、内蔵ストレージは最大512GBのM.2 SATA SSDを搭載する。
本体サイズは380×254×21.8mm(同)、重量は2.2kgとなるが、スペックの高さや液晶サイズを考えると、まずまずの薄型軽量ボディと言える。