イベントレポート

ASUS、R.O.G.ブランドのゲーミングスリムPCと4K液晶搭載ノートを発表

会期:6月3日〜7日(現地時間)

会場:

Taipei World Trade Center NANGANG Exhibition Hall

Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1

Taipei World Trade Center Exhibition Hall 3

Taipei International Convention Center

 ASUSTeK Computerは、6月3日(現地時間)に同社のゲーミングブランド「Republic of Gamers」(R.O.G.)のプレスカンファレンスを開催。スリムゲーミングデスクトップや4K液晶搭載ゲーミングノート、G-SYNC対応ゲーミング液晶ディスプレイなどの新製品を発表した。

スリムゲーミングデスクトップ「G20」、「GR8」

 今回のプレスカンファレンスで発表されたゲーミングデスクトップは、近年の小型PCの人気の高まりを汲んでか、コンパクトなスリムボディの製品を2機種発表した。

 まず、「G20」。12.5Lサイズのスリムケースを採用するゲーミングPCだ。デスクに置いてもほとんど邪魔にならないようなスリムタワーケースだが、一般的な製品とは一線を画すデザインとなっている。側面にはV字型の切れ込みや幾何学模様のスリットが施され、前方のスリットや底面にイルミネーションを搭載し、専用ユーティリティを利用し約2,000万色の中から自由に発色を変更できるという点など、R.O.G.シリーズらしさがしっかりと伝わってくる。

 性能面も追求しており、CPUはHaswell Refresh最上位モデルとなるCore i7-4790(3.6/4.0GHz)、ビデオカードはGeForce GTX 780を採用し、ゲーミングPCとして十分な性能を確保。その上で、独自の放熱システムを採用することで静音性も高められ、騒音レベルは25dBの静かさを実現しているという。また、アイドル時の消費電力は25Wと、省電力性にも優れるとしている。そのほかのスペックは、メインメモリが16GB、ストレージは128GB SSDと1TB HDD、スリム光学式ドライブを搭載する。2014年第3四半期後半の発売を予定しており、価格は未定。

スリムゲーミングデスクトップ「G20」
直線的な側面デザインなどからR.O.G.らしさが伝わってくる
左右の側面はほぼ対称となっている
前方と上部側面はV字に切り込まれ、幾何学模様のスリットを用意。また前方スリットは底面にはイルミネーションも内蔵
イルミネーションのカラーはユーティリティで約2,000万色から自由に変更可能
上部にも幾何学模様のスリットを配置。内部の熱は下部から上部に向かって放出される。動作時の動作音も25dBと静かだ
後方パネル部分
前方下部にはUSB 3.0を2ポートとヘッドフォン、マイクジャックを備える
スリム光学式ドライブも搭載する
【動画】イルミネーションのカラーを変更している様子

 次に、容量2.5Lサイズとさらにコンパクトなスリムデスクトップ「GR8」。家庭用ゲーム機サイズにゲーミングPCパワーを詰め込むことで、好きな場所に設置してゲームを楽しめるとしている。本体デザインはG20同様に直線的で、左右対称となっている。スペックの詳細は未公開だが、CPUはCore i7、GPUはGeForce GTX 750 Tiを採用し、小型サイズながらまずまずの性能を実現。加えて、こちらも静音かつ省電力設計となっており、動作音はフルパワー時が28dB、アイドル時が23dB、アイドル時の消費電力が15Wになるという。こちらは、発売時期は8月頃を予定しており、価格は未定。

 なお、G20とGR8は双方ともValveのゲーミングOS「SteamOS」をフルサポートするという。SteamOSの動作についての詳細は、SteamOS登場に合わせて発表になるとのことだ。

2.5Lサイズの小型ゲーミングPC「GR8」
G20同様にR.O.G.ブランドらしい直線的なデザインを採用
この製品も左右対称のデザインを採用
手前より奥が太いくさび型となっている
背面
側面パネルを開けることで、2.5インチストレージやメインメモリの増設が可能
G20、GR8ともにValveのSteamOSをフルサポートするとのこと

4K液晶搭載ゲーミングノート「GX500」

 次に公開されたのが、4K(3,840×2,160ドット)表示対応液晶を搭載するゲーミングノート「GX500」。4K液晶パネルは、サイズが15.6型のIPS方式パネルを採用。NTSC比100%、Adobe RGB比108%の広色域表示にも対応しており、6月2日(現地時間)のASUSプレスカンファレンスで発表された「Zenbook NX500」に搭載される液晶パネルとほぼ同じ仕様だ。なお、液晶表面はZenbook NX500では非光沢処理だったのに対し、GX500では光沢処理となっている。

 スペックは、CPUがCore i7-4712HQ、外部GPUにGeForce GTX 850M、内蔵ストレージがPCIe x4対応SSD(展示機では容量512GB)となっており、これらもZenbook NX500と同等。カラーリングやヘアラインのデザインなどは異なるものの、本体の形状はぼぼ同じで、サイズは378×255×19mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.2kgと、こちらも全く同じ。こういった点から、GX500はZenbook NX500をベースとした兄弟機と考えていいだろう。発売時期は9月から10月頃を予定しており、価格は未定。

4K液晶搭載のゲーミングノート「GX500」
フットプリントはは378×255mm(幅×奥行き)。直線的なヘアラインとガンメタリックカラーで、中央にR.O.G.エンブレムを搭載している
正面。高さは19mmとかなりの薄さを実現
左側面。Mini DisplayPort、HDMI、USB 3.0×1を備える
背面
右側面。マイク/ヘッドフォン共用ジャック、SDカードスロット、USB 3.0×2を用意
底面。こちらにもヘアライン処理が施されている
キーボードやタッチパッドの仕様もZenbook NX500と同じだ

世界初G-SYNC対応27型WQHD液晶ディスプレイ「SWIFT PG278Q」

 「SWIFT PG278Q」は、WQHD(2,560×1,440ドット)表示対応のゲーミング液晶ディスプレイ新モデル。特徴は、WQHD表示対応液晶ディスプレイとして初めて、NVIDIAの映像表示同期技術「G-SYNC」に対応している点。G-SYNCは、ビデオカードからの映像出力とディスプレイ側双方のリフレッシュレートを常に同期させることで、表示される映像のちらつきや乱れを解消する技術。G-SYNC対応液晶ディスプレイとしては、これまではフルHD(1,920×1,080ドット)表示対応製品のみだったが、PG278Qの登場でフルHD超解像度でもG-SYNCを活用できるようになる。

 応答速度はGTGで1ms、リフレッシュレートは最大144Hzに対応。輝度は350cd/平方m。スタンドは高さ調節、角度調節、スイーベル、ピボット機構を備え、縦画面での利用にも対応している。映像入力端子はDisplayPort×1のみと潔い仕様となっている。また、USB 3.0 Hub機能も備え、2ポートのUSB 3.0ポートも用意されている。

 発売時期は7月を予定しており、北米市場での価格は799ドル。日本での発売は未定とのことだ。

27型WQHDゲーミング液晶ディスプレイ「SWIFT PG278Q」
WQHD表示で初のG-SYNC対応を実現。144Hzの高リフレッシュレートに対応し応答速度も1ms(GTG)と高速
側面。直線的なデザインを採用
背面
ピボット対応で縦位置でも利用可能
映像入力はDisplayPort×1のみ。USB 3.0 Hub機能も備える
リフレッシュレートを背面のボタンで切り替え可能

(平澤 寿康)