【ASUS ZENBOOK & ROG編】11.6型タッチ対応フルHDやGeForce搭載ZENBOOK
ASUSブース |
会期:6月5日~6月9日(現地時間)
会場:Taipei World Trade Center Nangang Exhibition Hall
Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1/3
Taipei International Convention Center
ASUSTeK Computerは、4日に行なった発表会でモバイル関連の製品を中心とした発表会を大々的に開催したが、5日からオープンした会場ブースにはフルHD液晶搭載のUltrabook「ZENBOOK Prime」シリーズを展示。また、ゲーム向けの「Republic of Gamers」(ROG)ブランド製品の発表会も開催した。
情報がないので、ZENBOOK Primeと無印の明確な区分けは分からないが、展示されている製品を見る限り、ZENBOOK Primeはすべて1,920×1,080ドットのフルHD表示に対応しているので、そのあたりが区切りのようだ。ちなみに、展示の説明書きには「世界初のフルHD対応Ultrabook」との表記があるが、少なくともきちんとした発表を行なったという点ではAcerの方が1日早いと思われる。
ZENBOOKには11.6型のUX21と13.3型のUX31があったが、それはPrimeでも共通だ。「UX21A」は、Core i7-3517U(1.9GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、SSD 256GB、11.6型IPSフルHD液晶ディスプレイといった仕様だが、これにタッチセンサーを搭載したモデルもある。なお、通常版のパネルは非光沢で、タッチパネル版は光沢。
本体サイズは299×196.8×3~17.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.1kg。インターフェイスは、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、USB 3.0×2、micro HDMI、Mini VGA、音声入出力などを装備。キーボードバックライトや、Bang & Olufsen ICEpower協業のSonicMasterオーディオを搭載する。
UX21Aタッチパネルタイプ | 左側面 | 右側面 |
天板 | UX21A通常タイプ。こちらは非光沢 | 天板は同じに見える |
「UX32A」は、Core i5/i7、メモリ6GB、SSD 24GB+HDD 500GB、フルHD対応13.3型IPS液晶ディスプレイといった仕様だが、これとは別にNVIDIAブースにGeForce GT 620Mを追加搭載する「UX32VD」が展示されていた。
説明書きにはUX21Aの本体サイズが誤って記載されていたので、正確なところは不明だが、UX21EとUX21Aの筐体がほとんど変更されていないことから、UX32A/VDは、UX31Eの325×223×3~17mm(同)とほぼ同じと思われる。重量はHDDを積んだことで200g重い1.5kgとなっている。
UX32A | 右側面 | 左側面 |
天板 | 裏面 | UX32VD |
ROGの発表会では、マザーボードなどの板物や、ゲーミングPCが発表された。
TYTAN CG8890 |
デスクトップPCとしては、「TYTAN CG8890」が発表。通常、特にゲーミングPCでは構成パーツに何を採用するかが重視されるが、この製品の最大の特徴はケースにある。実際、発表会では内部仕様については一切触れられなかったほどだ。
基本的外観は、先日国内での取り扱いが決まった「CG8580」とほぼ共通だが、左上にある「Speed」ボタンを押すと、モーター制御で両側面全体と、上面後部が外側にせり出すという、よく言えばゲーマー向け、悪く言えば過剰なギミックが搭載されている。せり出した板の内側には計8個のファンがあり、オーバークロック時などに大幅に吸気力を向上させることができる。
内部は見ることができなかったが、リリースによると、CPUとGPUは液冷で、Core i7-3960X(3.3GHz)、メモリ16GB、GeForce GTX 690、SSD 128GB×2(RAID0)などを搭載する。
通常はこのような外観だが | 左上の「Speed」ボタンを押すと、 | モーター制御で側板がせり出し、6連ファンが現われる |
側板の中は密閉されており、ファンから吸い込まれた空気は、奥にあるダクトを通して内部に吸気されているようだ | さらに背面後部も同様にせり出す | 正面中央部を押すと、フロントパネルも下がり、カードリーダと5インチベイが現われる |
上部 | 側面 | 背面 |
【動画】開くところ |
【動画】閉まるところ |
その他のROG製品は写真で紹介する。
このほか、同社ブースには、CESで発表された1,920×1,200ドット表示対応Androidタブレットの「Transformer Pad Infinity」(TF700)や、Transformerシリーズに対応する新しいドック、Thunderbolt、WiDi、MHLなど各種最新技術に対応する液晶ディスプレイなども展示されていた。
(2012年 6月 6日)
[Reported by 若杉 紀彦]