イベントレポート

GIGABYTE、VR ReadyなミニゲーミングPC「BNi7HG6-1060」

~小型の外付けビデオカードボックスも

BRIX Gamingシリーズ最新モデル「BNi7HG6-1060」

 GIGABYTEは、「COMPUTEX TAIPEI 2017」に合わせて、小型ベアボーンPC「BRIX」シリーズや、小型の外付けビデオカードボックスを展示した。

BNi7HG6-1060

 超小型PCBRIXシリーズの中で、ゲーミング向けとなる「BRIX Gaming」シリーズの最新モデル。2016年に発表された「GB-BNi7HG4-950」の新世代モデルとなる。

 最大の特徴となるのが、GPUにGeForce GTX 1060を採用し、VR Readyを実現している点。VR対応PCとしてはギリギリのスペックではあるが、従来モデル同様に110×110×220mm(幅×奥行き×高さ)の小型ケースを採用し、省スペースながらVR対応ゲームを楽しめるとしている。

 また、従来モデルでは内蔵ストレージとしてM.2スロット×2と2.5インチシャドウベイ×2となっていたが、本製品では冷却性を重視して大型ヒートシンクなどを装着した関係で、2.5インチシャドウベイは1個のみとなっている。

 搭載CPUは、Core i7-7700HQ。映像出力はmini DisplayPortを2系統とHDMI 2.0を2系統用意する。

 ボディデザインは従来同様だが、カラーリングを変更することで、よりゲーミングPCらしい見た目となっている。

従来同様110×110×220mm(同)の小型ケースに、Core i7-7700HQとGeForce GTX 1060を内蔵
映像出力はmini DisplayPortを2系統とHDMI 2.0を2系統用意
電源ボタンは背面側に配置。Intel製Gigabit EthernetとIEEE 802.11ac準拠無線LANを搭載
カラーリングが変更され、ゲーミングPCらしい見た目となった
Core i7-7700HQとGeForce GTX 1060を内蔵したことで、VR Readyを謳う
主なスペック

GB-BKi7HT2-7500

GB-BKi7HT2-7500

 こちらは、BRIXシリーズの第7世代Core i7搭載モデル。112.6×119.4×46.8mm(同)のコンパクトボディに、Core i7-7500Uを搭載。

 また、標準でThunderbolt 3/USB 3.1対応USB Type-Cポートを1ポート備える点も大きな特徴となっている。これによって、拡張性が大きく向上している。

 メモリスロットはSO-DIMM×2本で、最大64GBのDDR4-2133を搭載可能。内蔵ストレージは、M.2×1と2.5インチシャドウベイ×1。有線LANはインテル製Gigabit EthernetとIEEE 802.11ac準拠無線LANを搭載。

 外部ポートは、USB 3.0×4(内2ポートはUSB Type-C)、Mini DisplayPort、HDMI、microSDカードスロットなどを用意する。

正面。USB 3.0×4(うち2ポートはUSB Type-C)とオーディオジャックを備える
左側面
背面。Thunderbolt 3×1、USB 2.0×1、Mini DisplayPort、HDMI、Gigabit Ethernetを用意
右側面。microSDカードスロットがある
天板。本体サイズは112.6×119.4×46.8mm(同)
主なスペック

AORUS GTX 1070 GAMING BOX

小型の外付けビデオカードボックス「AORUS GTX 1070 GAMING BOX」

 こちらは、コンパクトサイズの外付けビデオカードボックス。標準で小型サイズのGeForce GTX 1070搭載ビデオカードが搭載されている。

 幅17cmの小型ビデオカードを採用しているため、本体サイズは96×212××162mm(同)と、外付けビデオカードボックスとしてかなりコンパクトとなっている。ただし、ビデオカード内蔵ということで、ビデオカードの交換は非サポートとなる。

 PCとの接続はThunderbolt 3を利用。そして、このThunderbolt 3ポートはUSB PD 3.0準拠のUSB Power Deliveryにも対応(最大100W)しており、USB PD対応ノートPCなどの給電も行なえる。Quick Charge 3.0対応の給電機能を備えるUSBポートも用意しており、対応スマートフォンなどの急速充電も可能だ。内蔵電源は80PLUS GOLD認証取得の450W電源を採用する。

 このほか、専用のキャリングバックが付属しており、そちらに収納して簡単に持ち運べるようになっている点も特徴の1つ。7月下旬の発売を予定しており、価格は未定。

幅17cmの小型専用ビデオカードを搭載することで、奥行き212mmのコンパクトサイズを実現
PCとの接続はThunderbolt 3で、PD 3.0準拠のUSB PD(最大100W)にも対応。オレンジのUSBポートはQuick Charge 3.0対応の給電機能をサポート。ビデオカードの映像出力は、DVI-D×2、DisplayPort、HDMI。内蔵電源は450W
このような専用キャリングケースが付属
ケースに収納して、LANパーティなどにも気軽に持ち出せる