イベントレポート

Samsung、AMD未発表のRadeon RX 570搭載ゲーミングノート「Notebook Odyssey」

Notebook Odyssey 17.3型液晶搭載モデル

 Samsungは、CES 2017開催に合わせてゲーミングノートPC新ブランド「Notebook Odyssey」(以下、Odyssey)シリーズを発表し、CES会場ブースで実機を展示した。

 Odysseyシリーズとして発表された製品は、17.3型液晶搭載の上位モデルと、15.6型液晶搭載の下位モデルの2製品。双方とも天板部分に光るOdysseyロゴを配置するとともに、キーボードとタッチパッド部にLEDイルミネーションを備えるなど、ゲーミングPCらしいデザインを採用。また、底面にはハニカム状の大きな吸気口を用意。さらにこの吸気口の部分はネジを外して開けられるようになっており、内部メモリスロットやストレージにアクセスし、メンテナンスや増設が容易に行なえるという。

 上位の17.3型モデルでは、CPUとしてCore i7-7700HQを採用し、メモリはDDR4-2400を最大64GBまで搭載可能。ディスクリートGPUにはGeForce GTX 1070(8GB)、またはAMD未発表のRadeon RX 570(4/8GB)のいずれかを搭載。液晶の解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。

 また、内蔵ストレージはPCIe SSD 512GBと1TB HDDを搭載するが、最大SSDを2台とHDDを1台の3ストレージ構成にも対応する。外部ポートとしては、Thunderbolt 3ポートを用意。そのほか、キーボードイルミネーションはフルカラーLEDで、発色を自由に変更可能となっている。本体サイズは420×286×33.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.79kg。

天板にはOdysseyシリーズのロゴイルミネーションを配置
本体正面
左側面。Gigabit EthernetやUSB 3.0×2などのポートを用意
背面。下部に大きな排気口が見える
右側面。Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C、USB 3.0×2、HDMIなどのポートを用意
底面。Odysseyロゴの装飾とともに、ハニカム状の多数の吸気口がある。また、この吸気口の蓋を開けるとメモリスロットやストレージに簡単にアクセスできるという
17.3型液晶は表示解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)
キーボードにはゲーミングPCらしくマクロキーも用意
キーボードバックライトはフルカラーLEDで自由に発色を変更可能
AMD未発表のRadeon RX 580を搭載する

 下位の15.6型モデルは、CPUは17.3型モデル同様にCore i7-7700HQを採用するが、ディスクリートGPUはGeForce GTX 1050を採用。メモリはDDR4-2400を最大32GBまで搭載可能。内蔵ストレージは最大256GBのPCIe SSDと1TBのHDDを搭載する。

 ただし、こちらには外部ポートとしてThunderbolt 3ポートはなく、キーボードバックライトもフルカラーとはなっていない。本体サイズは378×260×28.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.52kg。

 なお、現時点でOdysseyシリーズの発売時期や価格は未定とのことだ。

Notebook Odyssey 15.6型液晶搭載モデル
こちらも天板にOdysseyシリーズのロゴイルミネーションを配置
本体正面
左側面。Gigabit Ethernet、HDMI、USB 3.0などのポートを用意
背面。下部に大きな排気口が見える
右側面。SDカードスロットやUSB 3.0×2などのポートを用意
底面。Odysseyロゴの装飾やハニカム状の吸気口、吸気口の蓋を開けるとメモリスロットやストレージにアクセスできる点なども同じだ
15.6型液晶は表示解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)
キーボードのLEDバックライトは単色イルミネーション
ブラックカラーモデルも用意される