イベントレポート

【速報】GeForceもサブスクリプションの時代に

~あらゆるPCからクラウド経由で利用できるGeForce Now

 米NVIDIAは4日(現地時間)、CES 2017でプレスカンファレンスを開催。この中で、クラウド経由でGeForceの性能を利用し、最新ゲームをプレイできる「GeForce Now」サービスの展開を発表した。

 これまでNVIDIAは、同社製タブレット「SHIELD」向けにクラウド経由でPCゲームをプレイする「GRIDゲーム・ストリーミング・サービス」を提供していたが、新たにPCでも同様のサービスが利用可能となった。

 利用するPCに専用のソフトをインストールすることで、NVIDIAのデータセンター上のGeForceを利用し、ゲームをプレイできるため、ビデオカードを増設できないノートPCなどでもハイエンドなゲームをプレイできる。クラウド経由のゲームプレイでは、遅延が問題となるが、NVIDIAでは、この問題を解消したとしている。

 タブレット向けと異なり、ローカルPCに通常のゲームや、SteamやOriginなどのサービスのアプリをインストール、起動し、描画はクラウド上で行なう。Steam等を経由したゲーム購入や、マルチプレイなどにも対応する。また、Macでも利用可能。

 サービスは米国では3月より開始し、利用料金は20時間で25ドルとなる。

 カンファレンスは現在も開催中で、そのほかの発表については追ってお伝えする。

このようにローカルPCにゲームをインストールするが、描画はクラウド上のGeForceで行なう
デモではMacを使ってSteamを起動
高画質設定のトゥームレイダーを実行した