イベントレポート
TVを点けたり会話もしてくれる。ASUSの自走式アシスタントロボ「Zenbo」
~実機動画も公開
2016年6月3日 16:20
ASUSがCOMPUTEX TAIPEI 2016に合わせて発表した、同社初のアシスタントロボット「Zenbo」。COMPUTEX開催前日に行なわれた発表会では、音声認識や顔認識などを駆使し、認識した人を追って動いたり、話しかけられた内容に沿ってアクションを起こすといったZenboの概要が、主にムービーを使って紹介された。そして、COMPUTEX TAIPEI 2016会場内のASUSブースに用意されたステージでは、1日3回Zenboのデモが行なわれていた。
デモでは実際にZenboが登場し、説明員の指示に従ってZenboがTVを点けたり、顔にあたるディスプレイに写真を表示したり、音楽を流したりといった動作が紹介された。また、来場者から3人を選び、選ばれた人がZenboに話しかけるデモも行なわれ、きちんとZenboが応対する様子が見られた。
ただ、デモの内容は毎回同じもので、来場者が話しかける内容も指定されたものに限られていたことから、まだまだ開発途上という印象が強かった。
なお、Zenboのサイズや重量などといった基本的なスペックを始め、中にどういったセンサー類が搭載されているのか、具体的な動作システムがどうなっているのか、各種処理はローカルで行なわれているのかサーバーで行なわれているのか、といった細かな仕様は一切公開されていない。ブースで担当者に聞いても、今公開されている情報が全てで、それ以上のことは話せないとのこと。この点からも、今回公開されたZenboは、初期のプロトタイプと考えた方が良さそうだ。
ここからは、ASUSブースでのZenboのデモの様子や、Zenbo本体の外観などを、写真と動画で紹介する。