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パナソニック、1枚で熱対策と電磁ノイズ対策を可能にする新開発シートを発表

「電磁ノイズ抑制・熱拡散一体シート」

 パナソニック株式会社の社内カンパニー、オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、単体で熱と電磁ノイズ対策(EMC)を行なえる「電磁ノイズ抑制・熱拡散一体シート」を開発したと発表した。

 現在、熱対策と電磁ノイズ対策はそれぞれ別のシートなどを用いて行なわれているが、今回発表されたシートは、業界最高レベルの熱拡散特性と、低周波から高周波まで対応した電磁ノイズ抑制効果を単体で両立。薄く柔軟性のあるシートのため、機器設計の簡素化と効率化が可能としている。

 同社によれば、熱対策と電磁ノイズ対策をシート1枚で実現したのは業界初とのことで、高性能/小型薄型化が進み、熱/電磁ノイズ対策の需要が高まっているモバイル端末や車載機器といった各種分野での展開を見込む。

 同シートは2017年9月よりサンプル出荷が開始され、受注開始は2018年9月の予定となっている。
搭載

(佐藤 岳大)