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Corsair、キーごとにフルカラーで光り方を設定できるキーボード
（2014/10/15 18:28）
株式会社リンクスインターナショナルは、キーごとに光る色を設定し、光り方や時間などをカスタマイズできるCorsair製ゲーミングキーボード「Gaming K95 RGB」、「Gaming K70 RGB」、「Gamin K65 RGB」を10月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に32,180円前後、28,800円前後、23,200円前後の見込み。
Corsairと独ZF Electronicsが独占契約を結び、共同開発した「Cherry MX RGB」軸を採用したメカニカルキーボード。基本的なキースイッチ構造や形などはCherry MXスイッチを継承しながら、スイッチのケース部を透明とし、LEDをレンズで屈折させてスイッチケース全体が光るような構造とした。
一般的なCherry MX軸でLEDを埋め込んだ製品は、LEDがケース上部に装備されるため、主にキートップの文字だけが光るのだが、Cherry MX RGBではキーの底面も光るような効果が得られ、よりエフェクトが派手になる。この構造のため、従来のCherry MXキー用の基板とは異なる設計を採用しているという。
そのバックライトだが、ソフトウェア「Corsair Utility Engine(CUE)」を利用することで、キーごとにフルカラーで、時間軸に沿って完全にカスタマイズできる。また、光り方もさざなみのようなエフェクトや、押されたキーを中心に波紋が広がるようなエフェクトなどを設定可能。
さらにCUEでは、全てのキーに、ユーザーが自由にマクロを割り当てることが可能。特徴としては、キー押下時とリリース時に別々のマクロを割り当てられる「ダブルマクロ」機能を備えている点。例えばFPSゲームにおいて、特定のキーで爆弾を設置して、押下したまま移動して十分に距離を取った後に、そのキーを離すと爆弾を爆破させるといった設定が可能。
加えて、マクロにキーのカラーエフェクトを組み込むことも可能。さらに、タイマー機能を備えており、それを組み合わせることで、例えば設定したキー押下5秒後に全体が黄色に光るといったエフェクトを実現できる。ゲームにおいては、例えば魔法の再詠唱時間をキーボードのカラー変化によってユーザーに通知するといった使い方が考えられる。
なお、このタイマー機能はほかのマクロと完全に独立して動作させることができ、タイマー実行中にほかのキーやマクロが実行されたとしても中断されることはない。
ライティング機能を実現するために、電光掲示板で利用されるLED制御チップが内蔵されているという。つまり、このCUE上からGUIを通してチップを制御する仕組みだ。自分がカスタマイズしたライティングはプロファイルとして保存でき、Web上で他人と共有することも可能となっている。
また、現在ゲーム開発会社と共同開発を進めており、対応するゲームタイトルでは、例えばゲームの中で自分のキャラが撃たれると血のエフェクトがキーボード上に展開する、といったことも実現できる。ただし現時点ではAPIの開発を進めている段階だとしている。
このほか、完全なNキーロールオーバーと全キー同時押し、100%アンチゴースト機能などを備える。キーはベースから浮いたデザインを採用しており、キーをフレームで囲まないことで清掃のしやすさも特徴としている。
3モデルの違いはキーのみで、K95はマクロキー付き、K70はスタンダードなテンキー付き、K65はテンキーレスモデルとなる。なお、発売当初は赤軸をベースとしたモデルが発売され、青軸ベースのものに関しても投入を予定している。ワールドワイドでは茶軸モデルも用意されるが、日本での投入予定は今のところはない。また、国内投入されるモデルは日本語配列で、英語配列に関しても投入予定は今のところないとしている。
このほか、ホイール、DPI調節ボタン、製品ロゴの色をカスタマイズできるゲーミングマウスも今後国内投入する予定としている。