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東芝とサムスンの光学ドライブ合弁会社、全株式を製造委託先のOPTISへ譲渡

3月26日 発表

 株式会社東芝と韓国Samsung Electronicsは26日、両社による光学ドライブ事業の統合会社である東芝サムスン ストレージ・テクノロジー株式会社(TSST)の子会社で同事業運営の主体を担う東芝サムスン ストレージ・テクノロジー韓国株式会社(TSST-K)を、製造委託先である韓国OPTISへ譲渡する契約を締結した。3年後を目処に譲渡を完了する。

 TSSTは2004年4月1日に発足した、東芝、サムスン両社の光学ドライブ事業による合弁会社で、TSST-Kは韓国水原市に本拠を置き事業運営の主体を担ってきた100%子会社。このTSST-Kを、製造委託先である韓国OPTISに売却する。

 3年後を目処とする完全譲渡に向け、4月までにTSST-Kが発行する新株をOPTISが取得し、TSSTの株式の比率を現在の100%から50.1%へ引き下げる。

 なお、本譲渡契約締結後もTSST-Kは事業を継続し、従業員も継続して雇用されるとしている。

(多和田 新也)