IDC Japan、震災の影響を含めた国内の製品別IT市場予測を発表

5月12日 発表



 IDC Japan株式会社は12日、国内の製品別IT市場予測を発表、東日本大震災の影響でほとんどの製品がマイナス成長になると予測した。

 震災の影響により新規のシステム構築が抑制されるため、ハードウェアが5%減、パッケージソフトが7.9%減、ITサービスが1.8%減と予測。市場規模はリーマンショックで落ち込んだ2009年と同規模もしくはそれを下回る水準だという。一方で、スマートフォンは31.7%増の高い成長になるとみている。

 2011年秋から2012年にかけて、政府自治体の復旧、復興需要が本格化し、米国や新興国の需要に牽引され、景気が回復すると見込んでおり、2012年にはプラス成長に転じると予測している。

(2011年 5月 12日)

[Reported by 山田 幸治]