デル株式会社は、A4ノートPCの上位機種「XPS」シリーズの新モデル3機種を10月26日より発売する。
XPSシリーズはミッドレンジからハイエンドに位置付けられる製品。エントリー向けの「Inspiron」シリーズはシンプルな構成や低価格を特徴としているが、XPSシリーズは最新テクノロジーや幅広いBTO対応などで差別化されている。これまで販売されてきた「Studio 15/17」の後継となる。
今回の新モデルは、14型、15型、17型の3機種を用意。14型は新しいラインナップとして追加された。特徴として全モデルにGeForce 400Mシリーズを搭載し、Intel HD Graphics内蔵CPUを選択した場合は、アプリケーションによってCPU内蔵とGeForceを切り替えるNVIDIA Optimusに対応する。
サウンド機能としてJBL製スピーカー、エフェクト機能のWavesのMaxxAudioを搭載。また、デルのノートPCとして初めて地上デジタルTVチューナを搭載可能になった。B-CASカードはSIMカードサイズのminiB-CASを採用し、アンテナが付属する。HDMI出力はHDMI 1.4に対応し、Blu-ray 3Dや3D TVへの出力などをサポート。さらに、Intel無線ディスプレイ出力のWiDi対応ワイヤレスカードがオプションで用意される。内蔵のWebカメラは720p解像度に対応し、Skype認証を取得した。
14型「XPS 14」の基本構成は、Core i5-460M(2.53GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB(7,200rpm)、GPUにGeForce GT 420M(1GB)、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応14型ワイド光沢液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載し、価格は89,980円。
カスタマイズはメモリ/HDD/SSD、GeForce GT 425M(2GB)などを選択できる。スピーカーは3W×2。本体サイズは352.8×247.4×31.4~35.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.43kg(6セルバッテリ搭載時)。
15型「XPS 15」の基本構成は、Core i5-460M、メモリ4GB、HDD 640GB(同)、GeForce GT 420M(1GB)、Blu-ray Discドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド光沢液晶、Windows 7 Home Premium(同)を搭載し、価格は99,980円。
カスタマイズは1,920×1,080ドット(フルHD)対応液晶や、GeForce GT 435M(2GB)、8GBまでのメモリ、750GBまでのHDD/256GBのSSDなどを選択できる。スピーカーは4W×2と12Wサブウーファー。
本体サイズは381×265.4×32.2~38.2mm(同)、重量は2.78kg(同)。
XPS 15 |
17型「XPS 17」の基本構成は、Core i5-460M、メモリ4GB、HDD 640GB(同)、GeForce GT 435M(1GB)、BDドライブ、1,600×900ドット表示対応17.3型ワイド光沢液晶、Windows 7 Home Premium(同)を搭載し、価格は109,980円。
カスタマイズは最大16GBまでのメモリ、GeForce GT 445M(3GB)を選択可能。2.5インチドライブを2台搭載でき、HDD 750GB×2の1.5TBや、SSD 256GB×2の512GBを選択できる(RAIDは非対応)。スピーカーは5W×2と12Wサブウーファー。4列テンキーを搭載する。
本体サイズは414.9×287.3×32.8~38.5mm(同)、重量は3.43kg(同)。
XPS 17 |
共通のインターフェイスとして、Gigabit Ethernet、USB 2.0、USB 2.0/eSATAポート、SDXC/メモリースティック/xD-Picture Card対応スロット、HDMI出力、mini DisplayPort、音声入出力などを装備。無線LANやBluetooth 3.0を追加できる。さらに、XPS 15/17はUSB 3.0×2を備える。
(2010年 10月 26日)
[Reported by 山田 幸治]