LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社は、「新・超解像技術」を搭載したLEDバックライトの液晶ディスプレイ「E2350VR」(23型ワイド)、「E2250VR」(21.5型ワイド)を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は前者が25,000円前後、後者が23,000円前後の見込み。
従来の超解像技術では、解像度が補正されすぎたためにエッジ付近に白い浮き上がり現象が発生していたが、新製品では「シュートコントロール技術」を搭載し、白浮きを軽減することで、解像感を維持しながらナチュラルな画質を実現できるという。
また、対象物の輪郭の外側に発生したノイズだけを減らす「モスキート・ノイズ低減」機能や、画面全体に発生するランダムノイズを低減する「ランダム・ノイズ低減」機能を備える。
さらに、LEDバックライトの採用により、最薄部17.5mmの薄型筐体を実現したほか、CCFLバックライトの製品と比較して消費電力を平均40%削減した。加えて、映像エンジン「f-ENGIINE」のDFC(デジタルファインコントラスト)機能により、LEDを細やかに制御することで最大5,000,000:1のダイナミックコントラスト比を実現した。周囲の環境光の明るさや、コンテンツの明るさに応じて輝度を自動調節する機能も備える。
パネルサイズ以外の主な仕様は共通で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)、表示色が約1,670万色、応答速度が5ms、輝度が250cd/平方m、コントラスト比が1,000:1、視野角が上下160度/左右170度。
インターフェイスは、ミニD-Sub15ピン、DVI-D(HDCP対応)、HDMIの3系統。本体サイズおよび重量はE、2350VRが559.8×198×428.1mm(幅×奥行き×高さ)/3.3kg、E2250VRが525.8×198×408.3mm(同)/2.9kg。
(2010年 4月 13日)
[Reported by 劉 尭]