株式会社ワコムは16日、Windows 7のマルチタッチ機能に対応したタッチセンサーシステムの量産出荷を、PCメーカーに対して開始したと発表した。

　ノートPC用のマルチタッチ対応センサー。タッチセンサーはガラス1枚で構成され、2本の指による入力と指の動きによるジェスチャー機能をサポートする。Windows 7で求められるタッチ検知スピードの2倍の性能を備えており、素早い指の動きも正確に検知しスムーズに操作できるとしている。

　また、ペンセンサーにも対応し、ペンによる手書き入力や画像編集に利用可能。ペンとタッチは共通のコントローラ回路となっており、性能と小型化/省電力化を両立できるとしている。

　同社は、Windows 7搭載PC向けマルチタッチセンサーシステム市場の急成長を見込んでおり、市場規模拡大に対応できる生産体制を整えいち早く製品を投入することで、コンポーネント事業の成長を促進していくとしている。