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無接点充電“Qi”対応の小型PC「LIVE STATION」
~LIVAに続くECSの新しいコンパクトシリーズ
(2016/4/1 13:00)
小さなお弁当箱のような小型PCとして話題を呼んだECSの「LIVA」シリーズ。同社はこれをさらにコンパクトにしたほぼ正方形の小型PC「LIVE STATION」を都内開催の製品説明会の中でお披露目した。
注目は無接点充電機能の「Qi」に対応していること。本体の上面が充電インターフェイスになっており、Qi対応のスマートフォンを置くだけで給電が開始される。当然スマートフォンなどのデバイス側がQiに対応している必要はあるが、サードパーティー製のQi対応充電カバーを使うことでiPhoneでも利用が可能だ。
小型PCということで「LIVA X2」との被りが気になるところだが、販売代理店のリンクスインターナショナルによれば、LIVA X2はファンレス設計であり、その静音仕様を活かしたリビングPCなどとして使われることを想定としているが、一方の「LIVE STATION」はファン付きのPCということで、小型PCに性能を求めるユーザーに向けて訴求していく製品だという。
ただし、現状のCPUはBay TrailのCeleron N2830で高性能とは言えないし、無線LAN機能もIEEE 802.11acに非対応なため、機能的に劣っている。ECSは今後の展開でCore iシリーズを搭載することを示唆しており、段階を踏んで切り替わっていくと予想される。
LIVE STATIONの発売日は4月9日で、Windows 10 Homeを搭載したPC版と、OSなしのベアボーン版を用意。価格は両社とも34,980円となるが、前者はメモリ2GBでストレージ32GB、後者はメモリ4GBでストレージ64GBという違いがある。なお、ストレージはモジュール型のSATADOM(Serial ATA Disk On Module)を採用している。
それ以外の仕様は共通で、CPUがCeleron N2830(2.16GHz、ビデオ機能内蔵)、インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI 1.4出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、Qi、音声入出力などを装備。
本体サイズは116.6×112×45.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約536g。
製品説明会では、LIVE STATIONのほかにも別記事掲載のWindows 10 Pro版「LIVA X2 Pro」や、組み込み用基板、文教向け2in1などを紹介。ECSとリンクスインターナショナルはB2Bでの製品拡充も図っていく構えだ。