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日本マイクロソフト、声優や業界著名人が来るアキバの最新ゲーム体験会
~PCゲームに注力するWindows 10の戦略を垣間見る
(2015/11/27 15:15)
日本マイクロソフト株式会社は、11月27日から28日にかけて、東京秋葉原の「秋葉原UDX」でWindows 10対応の最新ゲームタイトルを体験できる参加費無料のイベント「GAME DAY」を開催している。
本日(27日)の部は17時30分まで行なわれ、僚誌DOS/V POWER REPORTでお馴染みの高橋敏也氏や、声優の野中藍さんが登壇するセッションを用意。
28日の部は11時から17時30分開催され、著名な女性声優や格闘ゲーマーが登場。また、27日と同じく高橋敏也氏も参加することに加え、週刊アスキー 編集部 副編集長の加來晋治郎氏、日経パソコン編集 副編集長の岡地伸晃氏、そしてDOS/V POWER REPORT編集長の佐々木修司氏らによる「その道のプロ座談会」を用意。Windows 10のゲームPCをどう選ぶかをテーマに、ゲームPCのポイントや年末お勧めのゲームPCについてのセッションなどが催される。
各セッションの開催時間に関しては、特設サイトで確認できる。
試遊可能なゲームタイトルは、LORD of VERMILION ARENA、アサシン クリード シンジケート、A列車で行こう 9、RPG ツクール MV、Fallout 4、ファイナルファンタジー XIVなどで、それぞれ数台のPCが設置されたブースを設けられている。
本イベント開催前に、メディア向けのプレスセッションが開かれ、Windows 10のゲーム事情やXbox Oneとの連携に関して、日本マイクロソフトの高橋美波氏が登壇して説明を行なった。
高橋氏は、まずWindows 10が順調に拡大し続けていることを述べ、年末までに260機種以上のデバイスにWindows 10が搭載されること、そして今後は約9割のデバイスがWindows 10に変わっていくだろうとした。Surfaceシリーズや自社のVRデバイスであるHoloLensの投入、パートナーとの連携を図り、市場を活性化していく構えで、これからはWindowsのエコシステム拡充に注力していくという戦略を語った。
Windows 10が可能にするPCゲーム体験に関して、CPUとGPUの高速化やメモリと不揮発性ストレージの大容量化によって、4K品質のゲーム体験のハードルが下がったこと、サラウンド機能による没入感の向上、Game DVR機能を利用したゲームプレイのキャプチャで共有が容易にできること、そして今後の普及が期待されるDirectX 12によるグラフィックス品質/性能のさらなる向上が期待できることを挙げた。
特にWindows 10においてはXbox Oneとの連携機能を強化し、お互いのカーネル部分を統合したことで、開発者の負担が減ったほか、ユーザーによるゲームプレイの柔軟性が上がったことを述べ、その1つとしてストリーミングの強化について説明。例えば、リビングにあるXbox Oneをプレイしたいのに家族がTVで録画放送を見てしまっている場合などに、Xbox Oneから別の部屋のWindows 10マシンに映像をストリーミングし、PCでプレイしているかのような体験を提供できるようになった。回線の帯域は4Mbps程度でフルHDのゲームをほとんど遅延なく遊べるという。
また、最近では世界的に大きな盛り上がりを見せるゲームプレイ動画の配信に関して、Windows 10の録画機能の利用を促し、ゲーム中に「Windowsキー+Alt+Gキー」を押すことで最大10分前まで遡って録画できるバックグラウンド録画機能も使えるといったデモも披露。Windows 10では録画した後に不要な部分をカット編集できるといった機能も提供しており、Windows 10での完結性をアピールした。
このほか、Cortanaによるゲームの呼び出しや、最新ブラウザEdgeでFlashゲームをプレイ可能な点、WebGLによるブラウザ内での高度な3D表示、Edgeで使えるオーディオ用のAPIとゲームパッド用APIの提供についても説明し、Windows 10におけるゲームとの親和性の高さを示して見せた。
説明の後では、国内でWindows 10搭載PCを提供しているホワイトボックスメーカー各社の代表者が登壇して挨拶。サードウェーブのGALLERIAシリーズ、ツクモのG-GEARシリーズ、マウスコンピューターのG-Tuneシリーズ、ユニットコムのLEVEL∞(レベルインフィニティ)シリーズの順に、各社Windows 10搭載機の特徴をアピールした。