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Samsung、14nm FinFET製造のカスタムCPU搭載8コアSoC

~前モデル比で30%以上の性能向上、LTE Cat.12/13対応モデムを統合

「Exynos 8 Octa 8890」

 韓国Samsung Electronicsは12日(現地時間)、モバイル端末向けプロセッサ「Exynos 8 Octa 8890」を発表した。量産開始の予定時期は2015年末。

 Exynos 8 Octa 8890は、14nm FinFETで製造される8コアCPU搭載のSoCで、ARMv8アーキテクチャ採用プロセッサをベースとしたカスタム設計CPU 4基と、「Cortex-A53」4基を搭載。前モデルの「Exynos 7 Octa 7420」と比較して、30%以上の性能向上と10%の電力効率向上を謳う。

 GPUは「Mali-T880」を搭載し、3DゲームやVRといったコンテンツにも対応するとしている。

 また下り600Mbps/上り150Mbpsを実現する、最新のLTE Cat.12/13対応のモデムを搭載しており、同社のモバイル端末向けプロセッサの上位ラインナップとして初のCPUとモデムを統合したモデルとなる。1チップ化により、柔軟性のある設計や、搭載デバイスの部品点数削減などに繋がるとしている。

(佐藤 岳大)