Micron、同社初の不揮発性DDR4 NVDIMM

　米Micron Technologyは11日(現地時間)、同社初となる容量8GBの不揮発性DDR4 NVDIMMメモリモジュールを発表した。

　容量8GBのDRAMと同容量のNAND、外付けの電源供給を受けられる機能を1枚のモジュールに統合した製品。一般的なメモリと同じ速度(DDR4-2133)で動作するが、不意の電源断時にバックアップ電源を使用し、DRAMの内容をNANDに退避。これによりデータ喪失を防げる。

　バックアップ電源は、ケーブルでモジュールと接続する外付けタイプのAgigA Techの「PowerGEM ultracapacitor」か、DDR4規格の中で定義されたマザーボードのメモリスロット上のバックアップ電源用12Vピンを利用する。

　NVDIMMの仕組みを採用することで、ビッグデータ解析、ストレージ装置、RAIDキャッシュ、インメモリデータベース、オンライントランザクション処理など、従来のDRAMと同じ高速性と、電源喪失時にNANDフラッシュと同等の高い信頼性を必要とするアプリケーションに応えられるとしている。

　Micronでは今後も不揮発性メモリについて研究を進め、2016年以降には新型の3D XPointメモリのような新製品も投入するとしている。