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Windows 10 Build 10240はライセンス条項からプレリリース版の表記が消える

〜実際の運用環境での利用やベンチマークの第三者へ開示も可能に

Build 10162のライセンス条項(左)とBuild 10240のライセンス条項(右)の比較(テキスト本文をコピー後、画面キャプチャによる一部抜粋)

 既報の通り、米Microsoftは16日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview向けにBuild 10240を配布したが、これはいわゆるRTM版としてのリリースと捉えて間違いなさそうだ。というのも、このBuild 10240のライセンス条項はBuild 10162から一新され、プレリリース版の表記が消えたからだ。

 Build 10162のライセンス条項では、“本ソフトウェアは試験的な初期プレリリース版です。これは、クラッシュおよびデータ損失が時折発生する可能性があることを意味します”と言った表記や、“本ソフトウェアを実際の運用環境において使用すること”、“マイクロソフトの事前の書面による承諾なくして、本ソフトウェアのベンチマーク テストの結果を第三者に開示すること”と言った文面があったが、Build 10240ではこれらが消えている。

 日本マイクロソフトの広報に確認したところ、「Windows 10ではRTMという概念がなく、常に最新版に更新される。7月29日の正式リリースまで約2週間の時間があるので、正式に提供するバージョンとはビルドの番号が異なる可能性がある」としながらも、Build 10240のライセンス条項にある通り、実際の運用環境において使用することや、ベンチマークテストの結果をマイクロソフトの事前の書面許諾なしに第三者に開示できることを認めた。

 現時点では、Build 10240を入手するためには以前のBuildからアップデートを行なう必要があるが、Microsoftは16日の時点ではInsider Previewの提供を終了しているため、実質これまでInsider Previewに参加した人のみ利用できることになる。

 なお詳細は不明だが、Build 10240のライセンス条項には「Word、Excel、PowerPoint、およびOneNoteがWindowsに同梱されている場合、これらのアプリケーションは、お客様による個人的かつ非商業的使用のためにライセンスされます」と言った文面もある。

(劉 尭)