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アーク情報システム、USBストレージからWindowsを起動させるソフト
(2015/2/25 16:14)
株式会社アーク情報システムは、USBストレージからWindowsを起動させるユーティリティソフト「BOOT革命/USB Ver.6」を3月6日に発売する。対応OSはWindows 7/8/8.1。
ラインナップおよび税別価格は、「Professional」の通常版が8,300円、アカデミック版およびダウンロード版が6,000円、「Standard」の通常版が5,600円、アカデミックおよびダウンロード版が4,100円。
Windows 7/8のEnterpriseに搭載されているWindows to Go機能を、個人向けのWindowsでも再現するような機能のユーティリティソフト。既存環境をUSB HDDやUSBメモリ、CF/SDカード/メモリースティックなどにコピーして、そこからの起動を実現する。
旧Ver.5ではシステムドライブのみしかコピーできなかったのだが、Ver.6ではUSB HDDの場合のみ、データドライブを含めて一緒にコピーできるようになった。この時のパーティションの編集も可能。また、新アルゴリズムを取り入れ、コピー速度を向上させた。
さらにMBRディスクに加えてGPTディスクのコピーにも対応。ただしGPTディスクからの起動にはBIOSが対応している必要がある。アップデータの自動確認機能も加わった。上位のProfessionalでは、USB HDDから内蔵HDDへの“逆”コピー機能、USB HDDにクリーンインストールできる「エクスターナルインストール」機能が利用できる。
なお、コピー先のUSBストレージについては、容量64GB以上が必要で、512byteエミュレーションを行わない4KネイティブタイプのHDDは利用できない。また、容量が2TB以上のストレージには対応しないと言った制限もある。
アーク情報システムでは、来たるWindows 7/8からのWindows 10への無償アップグレードに備え、既存のWindows 7/8環境をUSB HDDから起動できるようにバックアップしていつでも起動できるようにしておき、Windows 10にとりあえずアップグレードして、周辺機器などの動作確認を行なう、と言った用途に好適としている。
なお、初代のVer.1ではブートセクタに独自のドライバを組み込み、USBデバイスからの起動に非対応のBIOSでも起動を実現していたのだが、USBブート対応BIOSの普及により現世代ではその機能が削除されている。