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理研、ポスト「京」となるエクサスケールスパコンの開発に着手

〜2020年の完成を目指す

「京」
3月28日 発表

 独立行政法人理化学研究所は28日、ポスト「京」となるエクサスケール(1エクサFLOPSの演算能力)のスーパーコンピュータとその性能を引き出すアプリケーションの開発に着手することを発表した。

 4月1日に同所の計算科学研究機構内に設立される、東京大学の石川裕教授をプロジェクトリーダーとする「エクサスケールコンピューティング開発プロジェクト」が開発を担当。

 現在稼働中の「京」の後継として開発着手が決まったエクサスケールスパコンは、京の100倍の演算性能を持つものとなる。文部科学省の情報科学技術分野の研究開発に関する1月22日付け資料(PDF)によると、消費電力は30〜40MW。TOP500上位で主流となっている、汎用部とアクセラレータ(加速)部を組み合わせたシステムになる見込み。

 2015年度中盤までに基本設計を終え、試作などを経て、2018年度より製造を開始、2020年度からの運用開始を目指す。

 また、同資料では総事業費は約1,400億円(うち国費約1,100億円)を見込んでおり、3月20日に成立した平成26年度予算(PDF)では、12億600万円が開発予算として盛り込まれている。

 なお、本エクサスケールスパコンは、京と同じく、神戸市の計算科学研究機構内に設置するとしている。

(多和田 新也)