ニュース
インテル、博多で2-in-1 PCの体験イベント
~「3万円高くても購入する」来場者が5割以上
(2013/12/12 06:00)
インテル株式会社は、12月11日~13日の3日間、福岡県博多のJR博多駅メインコンコース吹き抜けゾーンにおいて、「インテル 体験イベント」を開催している。
同イベントは、「ビジネスをもっとスマートに。」をテーマに、コンバーチブル型、タッチパネル型などの2-in-1 PC(以下、2-in-1)や、タブレットの最新モデルを一堂に展示。2-in-1ノートPCとタブレットを活用することで、社会人のビジネスシーンがどのように向上するかといった効果を、実際のデモを通して体感できるタッチ&トライイベントと位置付けている。
インテル マーケティング本部パートナー事業統括部統括部・井田昌也統括部長は、「いよいよWindows 8.1を搭載したタブレットも出揃いはじめ、インテルのプロセッサを搭載した多くの製品を見ていただけるタイミングが訪れた」とし、「平日を利用したイベントということもあり、ビジネスマンを対象にした内容に絞り込んだ。調査によると、3割以上の人が、仕事で利用するPCを自ら選択するという結果が出ている。また、3割以上の人が、量販店店頭でビジネスに利用するPCを購入しているという結果が出ている。そうした人たちに対して、最新のデバイスを訴求するイベントに位置付けた」とする。
コンシューマユーザー向けには、土日に量販店店頭でのイベントを実施しており、この2つの取り組みによって、ビジネスユーザーとコンシューマユーザーをカバーするという狙いもある。
また、井田統括部長は次のようにも語る。
「2-in-1は、実際に見て、触ってみないと、ノートPCとの差がわからない。こうした場を設けることで、ビジネスマンが自らの仕事の用途に、2-in-1やタブレットをどう活用できるのかといったことを想像しやすくなる。昨年(2012年)のUltrabookをテーマにしたイベントを開催したが、それに比べても、展示ブース内に長く留まる来場者が多いという結果が出ている。2-in-1が提案する本質というものを理解していただいているのではないか」と分析する。
展示会場には、30台以上の2-in-1やタブレットを展示。2-in-1では3つの内容をデモストレーション。またタブレットでも3つのテーマでデモストレーションを行なうことで、来場者の理解を深めるようにしている。
2-in-1では、キーボードで作成した資料をタッチ操作によって修正したり、書き込みを行なったりする特徴をデモストレーションした「タッチ機能」、起動時間が短時間化していることや100ページ以上のPDFドキュメントをすばやく開き、指でページ送りやスワイプ操作ができる「高性能・高機能なスペック」、タブレットモードでEvernoteを使用して、Webクリッピングを行ない、オフィスに戻って収集した情報をノートPCモードで管理するという「1台2役の使い分け」のデモストレーションを行なった。
また、タブレットでは、Windows搭載PCとWindows搭載タブレットとが同じ操作性を実現する「互換性(PC同様の操作性)」、スナップ表示機能により、PDFの資料を確認しながらメールを作成したり、スケジュールを確認しながらLINEなどの操作を行なう「マルチタスク(複数同時作業)」、PCで作成したPowerPointの資料をSkyDriveに保存し、それを外出先に持ち出したタブレットで閲覧、編集を行なう「SkyDriveとの連携性」をそれぞれデモストレーションした。
「デモストレーションを見た来場者の5割以上が、3万円以上高くても2-in-1を購入したいと回答し、2-in-1やタブレットを欲しいとした人が約7割増加した」(井田統括部長)という。
なお、イベントは、毎日午後0時から午後7時まで行なわれ、会場でアンケートに答えた来場者には、もれなく「PCメガネ」をプレゼント。さらに、「目元エステ」が当たる抽選会も実施した。
インテルでは、今回の福岡でのイベント開催に先立ち、11月21日、22日の2日間は、JR東京駅丸の内北口 動輪広場イベントスペースで、11月26日~28日の3日間は、JR名古屋駅イベントスペースで、それぞれ同イベントを開催。期間中、東京では約1,000人、名古屋では約1,500人がアンケートに答え、いずの会場でも2-in-1やタブレットに高い関心を寄せていたという。
「1日あたり約300人のアンケート回答者を予定していたが、いずれもそれを上回る結果となっている。特に、2-in-1は、触ってもらうことが大切な製品。多くの人にそうした機会を提供できたことが成果だと言える」とする。
今回のイベントで、東京、名古屋、博多の3カ所を選んだのは、新幹線の停車駅であり、ビジネスマンが集まりやすい場所であること、中小企業やSOHOをターゲットとした訴求が行ないやすいと判断したことが挙げられる。
博多では、東京、名古屋での経験を活かし、来場者がブース内を回遊しやすいように通路を広げるといった工夫も行なったことで、さらにゆったりとした雰囲気で、2-in-1やタブレットの機能に触れることができるようにしたという。
「今後は、3つのイベントを通じて来場者から得た意見をもとにして、量販店店頭での効果的な展示や説明方法の提案へと結びつけ、2-in-1やタブレットの販売拡大につなげたい」とする。
いよいよ年末商戦が本格化する中で、インテルの提案ノウハウが2-in-1やタブレットの販売拡大にどう影響するのかも注目されることになろう。