Apricorn、2.5インチドライブを搭載できるSATA拡張カード
~PCI Express “x2”接続で550MB/secを実現するモデルも

Velocity Solo X1

11月中旬 発売
価格:オープンプライス



Velocity Solo X2

 株式会社アスクは、SSDやHDDなどの2.5インチドライブをボード上に搭載できる米Apricorn製のPCI Express SATAカード「Velocity Solo X1」、「同X2」を11月中旬に発売する。

 価格はオープンプライスで、店頭予想価格は前者が5,980円、後者が11,800円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista/7/8、およびMac OS X 10.4以降。

 電源とSATAコネクタを備えており、2.5インチのドライブを基板上にそのまま1基搭載できるPCI Express接続のSATA拡張カード。基板に搭載する分のほか、もう1つのSATAポートを備えており、データの移行などに好適としている。

 いずれもSATA 6Gbpsに対応。Velocity Solo X1はPCI Express x1接続で、最大転送速度は400MB/secだが、Velocity Solo X2はコンシューマ向けでは珍しいPCI Exress x2接続を採用し、ドライブが1台の場合は最大550MB/sec、2台の場合は合計800MB/secの転送速度を実現する。なお、X2の接続にはPCI Express x4以上のスロットを利用する必要がある。

 アスクのホームページでは搭載チップが公開されていないが、ApricornのリリースによればMarvell製の「88SE9182」となっている。


Velocity Solo X1(左)と同X2(右)の比較。PCI Expressのレーンの長さが違うことがわかる

(2012年 11月 9日)

[Reported by 劉 尭]