ASUSTeK Computerは、CeBIT 2012の開催にあわせて、Intel Z77 Expressマザーボードを多数発表。この中で、日本メディア向け説明会では展示されなかった、Mini-ITXフォームファクタの「P8Z77-I DELUXE」の製品情報を公開した。

　CPUに電源供給を行なうVRM部がドーターカードの形になっているZ77搭載Mini-ITXマザーボード。これによりMini-ITXという小型サイズながら8+2の多フェーズ回路を実現した。同社のATXやmicroATXモデルでも搭載が標準になりつつあるデジタルスイッチング方式の「DIGI+」を採用し、省電力チップの「EPU」と、オーバークロック用チップの「TPU」を装備。高い省電力性とオーバークロック性を実現したという。

　また、iPadなどをDLNAのリモコン、リモートデスクトップクライアントなどとして利用し、さらにコンテンツの共有などが可能な「Wi-Fi Go!」を搭載。また、CPU/メモリ非装着時でもBIOSを更新できる「USB BIOS Flashback」、UASPプロトコルが利用できる「USB 3.0 Boost」、CPU内蔵GPUとディスクリートGPUを組み合わせて性能向上できる「Virtu MVP」などをサポートする。

　ソケットはLGA1155で、Sandy Bridgeのほか、Ivy Bridgeをサポートすると謳っている。メモリはDDR3 DIMM×2。ストレージインターフェイスはSATA 6Gbps×2、SATA 3Gbps×2、eSATA 3Gbps×2。Intel 82579VによるGigabit Ethernetや、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LANをサポートする。

　バックパネルインターフェイスは、USB 3.0×4(うち2基はチップセット内蔵機能、2基はASMediaコントローラ)、USB 2.0×4、DisplayPort、HDMI出力、無線LANアンテナ端子、Bluetooth 4.0、音声入出力などを備える。