日本マイクロソフト、商用利用可能な「Kinect for Windowsセンサー」を出荷

Kinect for Windowsセンサー

発売中
価格:オープンプライス



 日本マイクロソフト株式会社は、商用利用が可能な「Kinect for Windowsセンサー」を出荷開始した。価格はオープンプライスで、マイクロソフトストアでの直販価格は24,800円。対応OSはWindows 7/Embedded Standard 7。

 Kinectは、ゲーム機「Xbox 360」用に開発された、ナチュラルユーザーインタフェイスを実現するためのセンサー。Kinect for Windowsセンサーでは、Kinect for Windows SDKで開発されたアプリケーションが利用でき、全身の動きの感知、骨格追跡、音声認識などが行なえる。

 Kinect for WindowsとXbox 360用の異なる点としては、40cmの距離から認識できる近距離モードを備えた点、同日公開されたKinect for Windows SDK Version 1が商用/非商用目的において利用が許可された点(Xbox 360版ではベータ版/非商用目的のみ利用できる)、過電圧防止ドングルが付属する点、ケーブルが短い点(3m→1.5m)、Windows PC上での使用がテストされている点が挙げられる。本体前面のロゴも「XBOX 360」から「KINECT」に変更されている。

 プレイヤーとの位置と動きを検出する距離センサー、リアルタイムに映像情報を取得する映像センサー、プレイヤーの方向を感知して周りの雑音を除去した状態で音声入力を可能にするマイクアレイなどを装備。本体はソフトウェア制御により上下にチルト可能。最大4台までのKinectを1台のPCに接続可能。

 本体サイズは65×280×70mm(幅×奥行き×高さ)、重量は600g。USBとACアダプタに変換するケーブル(電源側2.8m)が付属する。

(2012年 2月 2日)

[Reported by 劉 尭]