日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、オフィス向けインクジェット複合機「Offficejet」および「同Pro」シリーズ4機種を11月中旬より順次発売する。
全機種で、スマートフォンなどからも、メール経由で印刷を実行できる「メールdeプリント(ePrint)」機能、名刺などA5サイズまでのカード類の表裏を、用紙を差し替えずに同一面にコピーする「IDコピー」機能、操作用のタッチスクリーン、自動給紙装置(ADF)を搭載するほか、低価格カラーレーザー機と比べ最大50%の低ランニングコストを謳う。印刷速度やインクシステムは従来機と同じ。
A4対応機は3機種。最上位の「Officejet Pro 8500A Plus」は、CMYK 4色独立顔料系インクを採用。印刷解像度は4,800×1,200dpi、印刷速度はカラー34ppm/モノクロ35ppm。給紙枚数は250枚。スキャン解像度は4,800×4,800dpi、スキャン階調は各色8bit、ADFは両面スキャンに対応する。
インターフェイスはUSB 2.0、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Ethernet、メモリースティックスロット、SDカードスロット。対応OSは、Windows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5.8以降。本体サイズは502×472×308mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.7kg。発売は11月中旬で、価格は39,900円。
中位の「Officejet 6500A Plus」は、4色独立系インクで、Kが顔料系、CMYが染料系。印刷解像度は4,800×1,200dpi、印刷速度はカラー31ppm/モノクロ32ppm。給紙枚数は250枚。スキャン解像度は4,800×4,800dpi、スキャン階調は各色8bit。
インターフェイスは、USB 2.0、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Ethernet、メモリースティックスロット、SDカード/xD-Picture Cardスロット。対応OSは、Windows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5.8以降。本体サイズは476×450×258mm(同)、重量は8.25kg。発売は11月中旬で、価格は19,950円。
最下位の「Officejet 6500A」は、6500A Plusから無線LANと両面印刷機能を省略したモデル。本体サイズは476×409×258mm(同)、重量は8.1kg。発売は12月中旬で、価格は14,910円。
A3は「Officejet 7500A」。4色独立系インクで、Kが顔料系、CMYが染料系。印刷解像度は4,800×1,200dpi、印刷速度はカラー32ppm/モノクロ33ppm。給紙枚数は150枚。スキャン解像度は4,800×4,800dpi、スキャン階調は各色8bit。
インターフェイスはUSB 2.0、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Ethernet、メモリースティックスロット、SDカード/xD-Picture Cardスロット。対応OSは、Windows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5.8以降。本体サイズは606×426×293mm(同)、重量は14kg。発売は11月中旬で、価格は29,820円。
「Officejet 6500A Plus | 「Officejet 6500A」 | 「Officejet 7500A」 |
(2010年 11月 1日)
[Reported by 若杉 紀彦]