ASUSTeK、電圧を調節可能なRadeon HD 5870/5850ビデオカード
~USB 3.0/SATA 6Gbps搭載のX58マザーボードも

EAH5870/2DIS/1GD5

発売中
価格:オープンプライス



 ASUSTeK Computerは、電圧を調節可能なRadeon HD 5870搭載ビデオカード「EAH5870/2DIS/1GD5」、および5850搭載「EAH5850/2DIS/1GD5」を発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ46,000円前後、34,000円前後。

EAH5850/2DIS/1GD5

 GPUの電圧を変更できる「Voltage Tweak(ボルテージトゥウィーク)」機能を搭載したビデオカード。標準の電圧では実現できない高クロックでのオーバークロック動作を可能にし、5870では最高17%、5850では最高38%の性能向上が可能という。

 このほか、動画をリアルタイムに独自のアルゴリズムで解析し、輝度や彩度を向上させる映像エンジン「Splendid」、オーバークロック兼ハードウェアモニタリングソフト「SmartDoctor」などに対応する。

 5870のコアクロックは850MHz、メモリクロックは4.8GHz。5850のコアクロックは725MHz、メモリクロックは4GHz。いずれもGDDR5メモリを1GB搭載。インターフェイスはDVI-I×2、HDMI×1、DisplayPort×1を備える。

●USB 3.0/SATA 6Gbps搭載のX58マザーボード

P6X58D Premium

 また、USB 3.0とSATA 6Gbpsを搭載したIntel X58 Expressマザーボード「P6X58D Premium」も同時発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は41,000円前後の見込み。

 NEC製USB 3.0コントローラとMarvell製SATA 6Gbpsコントローラを搭載したX58マザーボード。PCI Express 2.0でチップセットに接続しているため、各規格の転送速度をほぼ損なうことなく利用可能としている。

 このほか、電源回路の出力を制御することで高効率を実現する「EPU」チップ、リップル電圧を抑える「Xtreme Phase」電源回路、メモリの相性問題を1ボタンで解決を試みる「MemOK!」機能、基板に2オンスの銅を使用して熱を拡散する「Stack Cool 3+」技術などを備える。

 フォームファクタはATX。対応CPUはLGA1366のCore i7。メモリスロットはDDR3×6(PC3-16000対応)。拡張スロットはPCI Express 2.0x16×3、PCI Express x1×1、PCI×2。NVIDIA SLIとATI(AMD) CrossFireXをサポートする。

 ストレージインターフェイスは、SATA 6Gbps×2、SATA 3Gbps×6。バックパネルインターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×4、IEEE 1394、Gigabit Ethernet×2、S/PDIF×2(同軸/角形)、音声入出力、PS/2×2などを備える。

(2010年 1月 20日)

[Reported by 劉 尭]