株式会社富士通研究所は19日、認証していないPCに取り付けるとHDDのデータを自動的に消去する技術を発表した。
Trusted Computing Groupが策定した「Opal Security Subsystem Class (Opal SSC)」仕様に準拠したHDDに、富士通研究所が開発した接続PCの認証とデータの自動消去機能を組み合わせることで実現した技術。
Opal SSCは、OSを起動する前に認証処理を行なうことが可能で、認証されたPCでないと判断された場合、データの消去やPCの起動を中止できる。これにより、PCが盗難/紛失にあった際に、データの漏洩が防げる。2010年度中の実用化を目指す。
同技術の詳細は、10月26日~28日に富山市で開催される「コンピュータセキュリティシンポジウム2009」で発表される。
(2009年 10月 19日)
[Reported by 若杉 紀彦]