キヤノンは、A3ノビ対応のビジネス用インクジェットプリンタ「PIXUS iX7000」を9月中旬に発売する。

　価格はオープンプライスで、オンラインショップ販売予定価格は39,980円。

　カラービジネス文書を対象にした5万円以下のA3インクジェットプリンタは市場が拡大しており、キヤノンも本格的に製品を投入した。

　iX7000では、ビジネス向け複合機「MX7600」で採用されたPgRシステムを踏襲した。このシステムでは、通常の印刷の前に用紙にクリアインクを塗布したうえで顔料インクで印刷するもので、普通紙でも発色が良く鮮明な印刷が可能になるという。インクシステムは、クリアインクと5色顔料インクの組み合わせ。

　給紙は、A3用紙が250枚入る大容量カセットと手差し給紙、後トレイの3通り。普通紙については、自動両面印刷も可能。後トレイは写真用紙専用でA3ノビに対応する。

　一般市場向けPIXUS同様に最新の「自動写真補正II」機能を備えたアプリケーション「Easy-PhotoPrint EX」が付属しており、A3ノビサイズまでの商用印刷に対応する。

　また、専用Webサイトでは、ポスターやPOP、ビジネス文書などの専用テンプレートが用意され、Microsoft Wordで利用できる。

A3用紙が250枚入る大型カセット	ビジネス用途では使う機会が多い、自動両面印刷に対応する	5色の顔料インクシステム。クリアインクは大型で別の場所に配置される

「PIXUS iP4700」

　なお、一般市場向けの単機能プリンタとして、「PIXUS iP4700」も9月中旬に発売される。価格はオープンプライスで、販売予定価格は16,980円。A4サイズ対応のインクジェットプリンタで、顔料ブラック+4色染料のインクシステム。自動両面印刷を備える。

【お詫びと訂正】初出時にiX7000とiP4700の画像を入れ違って掲載しておりました。お詫びして訂正させていただきます。