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あらゆる部材を厳選、OSも独自開発しプライバシー/セキュリティを徹底的に保護するノート
2017年6月26日 15:51
米Purismは23日(現地時間)、ソフトウェアとハードウェアプライバシー保護およびセキュリティ保護に特化したノートPC「Librem 13」および「Librem 15」の一般提供を開始したと発表した。
Purismは2015年から始まったクラウドファンディングプロジェクトで、250万ドル以上の出資を集めて開始された。カメラ、オーディオ、Hub、ビデオ出力、グラフィックス、USB、ネットワーク、無線といったあらゆるハードウェアのチップに関して、ハードウェア製造商およびフリーソフトウェアコミュニティと協力し、プライバシーとセキュリティを確保した上で開発した。
OSにはDebianをベースとした独自開発の「PureOS」を採用。ブートローダ、カーネルに至るまで、個人のプライバシーおよびセキュリティ、そして自由を重点に置き、コードを“1行1行”書いたという。
Librem 13は13.3型液晶を搭載したモバイルモデル。カメラとマイクをオフにする物理スイッチと、無線LANおよびBluetoothをオフにする物理スイッチを2つ備える。酸化アルミニウムを採用した薄型軽量の筐体や非光沢液晶、マルチタッチ対応のトラックパッド、タイピング性重視のバックライト付きキーボード、頑丈なヒンジも特徴。
BTOに対応しており、一例としてCPUにCore i5-6200U(2.3GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、250GB SSD、1,920×1,080ドット表示対応13.3型IPS液晶ディスプレイなどを搭載し、価格は1,699ドルからとなっている。
インターフェイスはUSB 3.0×2(うち1基はType-C)、USB 2.0、SDカードリーダ、HDMI出力、IEEE 802.11n対応無線LAN(Atheros製)、Bluetooth、100万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。バッテリ駆動時間は7~9時間で、本体サイズは325×219×18mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.4kg。
Librem 15デスクトップの代わりとなるモデルで、主な特徴は13.3型と共通。CPUにCore i7-6500U(2.5GHz、同)、メモリ8GB、256GB SSD、1,920×1,080ドット表示対応15.6型IPS液晶ディスプレイなどを搭載し、価格は1,999ドルからとなっている。
インターフェイスはUSB 3.0×3(うち1基はType-C)、USB 2.0×2、SDカードリーダ、HDMI出力、IEEE 802.11n対応無線LAN(Atheros製)、Bluetooth、100万画素Webカメラ、音声入出力などを搭載。バッテリ駆動時間は6~9時間で、本体サイズは375×244×22mm(同)、重量は1.8kg。