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Cray、ディープラーニング向けのクラスター型スパコン「CS-Storm」
2017年5月12日 14:52
米CrayはAI開発向けのクラスター型スーパーコンピュータ「CS-Storm」シリーズを発表した。
NVIDIAとNallatechのアクセラレータとIntelのプロセッサを搭載し、マシンラーニングやディープラーニングのためのビジネスや研究に最適とする。Crayの専門スタッフがユーザーの環境に合わせたシステムを構築するためAIシステムの導入を簡単に行なえるとしている。
CS-Stormではノードあたり187TOPS(Tera Operations Per Second)の演算性能を備え、ラックあたりのマシンラーニングの性能で2,618TOPS、ラックあたりのHPCアプリ性能は倍精度で658TFLOPSを発揮するとしている。
「CS-Storm 500GT」と「CS-Storm 500NX」の2機種を用意し、前者はNVIDIA Tesla P40/P100またはNallatech FPGAを搭載。後者はNVLinkで接続されたTesla P100(SXM2)を搭載しており、大規模計算が必用となるディープニューラルネットワークのトレーニングに好適という。
主な仕様は下記のとおり。
CS-Storm 500GT | CS-Storm 500NX | |
---|---|---|
プロセッサとアクセラレータ | 8基450Wまたは10基400Wのアクセラレータ Tesla P40またはP100 Nallatech FPGA Xeon(Skylake)×2 | Tesla P100(SXM2) Xeon E5-2600 v4(Broadwell)×2 |
インターコネクト | PCI Express InfiniBandまたはOmniPath | InfiniBandまたはOmniPath |
アーキテクチャ | 19インチ3Uまたは4U 2.5インチホットスワップベイ×16(NVMeは最大8) | 19インチ4U 2.5インチベイ×12(NVMeは最大4) |