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Cray、ディープラーニング向けのクラスター型スパコン「CS-Storm」

CS-Storm

 米CrayはAI開発向けのクラスター型スーパーコンピュータ「CS-Storm」シリーズを発表した。

 NVIDIAとNallatechのアクセラレータとIntelのプロセッサを搭載し、マシンラーニングやディープラーニングのためのビジネスや研究に最適とする。Crayの専門スタッフがユーザーの環境に合わせたシステムを構築するためAIシステムの導入を簡単に行なえるとしている。

 CS-Stormではノードあたり187TOPS(Tera Operations Per Second)の演算性能を備え、ラックあたりのマシンラーニングの性能で2,618TOPS、ラックあたりのHPCアプリ性能は倍精度で658TFLOPSを発揮するとしている。

 「CS-Storm 500GT」と「CS-Storm 500NX」の2機種を用意し、前者はNVIDIA Tesla P40/P100またはNallatech FPGAを搭載。後者はNVLinkで接続されたTesla P100(SXM2)を搭載しており、大規模計算が必用となるディープニューラルネットワークのトレーニングに好適という。

 主な仕様は下記のとおり。

CS-Storm 500GTCS-Storm 500NX
プロセッサとアクセラレータ8基450Wまたは10基400Wのアクセラレータ
Tesla P40またはP100
Nallatech FPGA
Xeon(Skylake)×2
Tesla P100(SXM2)
Xeon E5-2600 v4(Broadwell)×2
インターコネクトPCI Express
InfiniBandまたはOmniPath
InfiniBandまたはOmniPath
アーキテクチャ19インチ3Uまたは4U
2.5インチホットスワップベイ×16(NVMeは最大8)
19インチ4U
2.5インチベイ×12(NVMeは最大4)