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AMD、DOTA 2などでRyzenの性能改善。BIOSアップデートも

 AMDは30日(米国時間)、各ゲームタイトルの最適化によるRyzenの性能改善を発表した。また、バグ修正を含むBIOSが4月初頭をめどに各ベンダーからリリースされることも明らかなった。

 性能改善をAMDが確認したのはAshes of the SingularityとDOTA 2の2タイトル。Ashes of the SingularityはRyzenの公開当初、ベンチマークが振るわない結果となっていたが、最適化の結果、平均して30%ほどのスコア向上が得られたという。

 また、DOTA 2では、20日配信の最適化を含むアップデート以降、最低フレームレートが15%以上の向上があったとする。

 予定されるBIOSアップデートでは、システムのハングアップを引き起こすFMA3コードに関するバグの修正、6nsのDRAMのレイテンシ改善、S3ステート移行後に設定と異なるCPUクロックに設定されてしまう問題の改善などを含む。4月初頭の各ベンダーへの公開が予定されており、それからユーザーに対しBIOSが配布される。

 また、同社はオーバークロックメモリに最適化したBIOSも開発中であり、5月の公開を予定している。